山本千夏が、&Premiumのウェブサイトの中の「極私的・偏愛映画論」にて「部屋と暮らしを、整えたくなる」というテーマで、ドキュメンタリー『simplife』を選出し、文章を書いています。是非ご一読ください。
タグ: 山本千夏
伊藤玲――木を彫りつづけたひと@森岡書店
石州流伊佐派 九世家元 磯野宗明著 書籍「武家茶道—Buke Sadō」が仕上がりました。
柔らかく綴じられたコデックス装に三方墨塗り加工の仕上がりが綺麗です。今回お世話になった渡邉製本株式会社の代表から「この本には塗り加工が似合うのでは?」と勧められて試作し、その佇まいに惹かれお願いしたのです。提案くださり改めてお礼申し上げます。
書籍「武家茶道—Buke Sadō」
著者:磯野宗明
写真:フアン・カルロス・ピント
文章構成:山本千夏
翻訳:翻訳会社フロンティア
装釘:猿山修
印刷・製本:渡邉製本株式会社
発行人:池田健
発行所:株式会社ENYSi www.enysi.com
Buke Sadō: The Samurai Tea Ceremony
Author: Somei Isono
Cooperation: Sekishū-Isa
www.sekishuisa.com
Photography: Juan Carlos Pinto
Text structure: Chinatsu Yamamoto
Design: Osamu Saruyama
Translation: Frontier Translations
Publisher: Takeshi Ikeda
Printing and Bookbinding: Watanabe Bookbinding Co., Ltd.
Distributor: ENYSi Co., Ltd. www.enysi.com
こちらから購入いただけます。
「森之旋律森――森からの調べ」@森岡書店
「森之旋律森――森からの調べ」@森岡書店
刊行一周年を記念し、第2章「手仕事の詩(うた)」№1〜№13に寄せる作品13点を詩と共に展示します。
会期:2023年9月19日(火)–10月1日(日)
休業:9月25日(月)
時間:13:00〜19:00(最終日は17時まで)
北京の工芸ギャラリー “GALLERY QIBAO” 出版、木工の山本美文さんの著書「森からの調べ」。猿山が装幀、山本千夏は一部文章を担当しています。山本美文さんの北京での個展に合わせて刊行されたものです。山本美文さんの器の写真とご本人の言葉、彼の器に盛り付けた美しい料理とレシピを中心に構成されています。写真ページが多いので見やすい様、ノドまで開くコデックス装を選びました。左開きでは中国語横組、右開きでは日本語縦組、中程にある料理とレシピの部分は中国語・日本語併記としました。
著者:山本美文
文:山本千夏、李雨欣
翻訳:付文婷、頼静雨、平塚貴嗣
校閲:横山悦子、Qibao Gallery
写真:山本美文、内田伸一郎、Qibao Gallery
装釘:猿山修
作者:山本美文
文章:山本千夏 李雨欣
翻译:付文婷 赖静雨 平塚贵嗣
校阅:横山悦子 Qibao Gallery
摄影:山本美文 内田伸一郎 Qibao Gallery
设:猿山修
@qibao.gallery
https://gallery-qibao.com/
unefig. 5th collection展示会のお知らせ
「like petals」
蓮の花には独特の美しさがある。池一面に咲きこぼれる様子は、もう桃源郷そのものである。冬枯れの茶色の池を知っていればなおさら、別世界に来てしまったような気になる。泥から真っ直ぐに一本の茎を伸ばし、大輪のピンク色の花を咲かせ、ゆったりと風に揺れる姿は、しなやかな女性の姿を連想させる。泥水の中に沈み込み、待つ間にも栄養を吸い上げ、充分に蓄え、少しずつ上へと伸びていく。したたかさがなければ花を咲かせることは出来ない。ふっくらとして色を滲ませる蕾には、ときめき弾むような予感が包まれている。花びらは一枚また一枚と開き、蜜を求める蜂を向かい入れては、またゆっくりと閉じる。それが数日繰り返され、やがて儚く花びらを落とす。そうして散り落ちた花びらに映るのは寂しさや悲しみだけではない。生きた彼女自身への祝福のようでさえある。だからこそ、美しい。花の一生は女性の一生にも重なり、今日一日の中にも、この一瞬にもある。私たちは何度だって咲き、祝福の花びらを降らすだろう。
五つ目のコレクションは、儚く軽やかな花びらのようなものにしたいと思い、これまでも多用してきたシルクサテン100%の生地をホットピンク、パープル、ピンクベージュで染めました。unefig.定番のブラックやグレーも忘れずに。クロスバックブラは三角形のシンプルなカップに背中で交わる細い肩紐が特徴です。細い肩紐は好きだけれど、なで肩で動くうちに落ちてきてしまうのがストレスという声に応えます。最初のコレクションで発表以来好評のティバックブラは微細にラインを変更し、新色も加え、再びお目見えです。どちらのブラもカップ部分に入れるシルク生地を増やし、よりトップの響きが軽減されるよう工夫しました。トラペーズメッシュパンティはハイウエストの形のサイドにメッシュを入れることで、安心感とセクシーさを両立させました。リバーシブルパンティはその名前の通り二枚の生地を重ね、表裏同じ縫製で仕立てた贅沢な作り。形はあくまで軽やかに、生地の重ね使いでより丈夫に。ゴムの使用も最小限にし、肌当たりも一層優しく。どちらのパンティもより長く履いて頂けるよう、ヒップとクロッチの縫い合わせ箇所を改良しました。クロップドタンクは短めの丈のゆったりとしたシルエット。ブラをちらりとのぞかせたり、他のタンクトップと重ねるのもおすすめです。コンバーティブルトップはシルク58%、ウール42%の混紡で柔らかく、さらりとした肌触り。現品限りの貴重な生地です。前後どちらを正面にしてもよく、裾のタイを緩く結んだり、ウエストに巻き付けたりと、ブラウスとジャケットの間のような感覚で、様々にコーディネイトをお楽しみ頂けます。ブラック、グレー、ピンクベージュの三色展開。何枚もの花びらが重なって一輪の花になるように、色やアイテム同士の組み合わせ次第でたくさんの可能性を秘めたコレクションに仕上がったと思います。
展示会では、サンプルをご覧頂き、5thコレクションのご注文を承ります。既出コレクションの販売もいたします。試着もお気軽にどうぞ。皆さまとお会い出来ますこと、心より楽しみにしています。
山本千夏 (ユンヌフィグ—unefig. )
“like petals”
unefig. 5th collection
2023.9.14(Thu.)–17(Sun.)
12:00–18:00
ユンヌフィグ・アトリエ
東京都台東区蔵前4-20-10 宮内ビル4F
会期中はどなたさまもお越しいただけます。バイヤー、プレスの方のみ予約をお願いいたします。 前日までにlingerie@unefig.com、もしくは、メッセージやLINE等へご希望の日時をご連絡ください。
with
photos: Hiroko Matsubara @hirokomatsubaraa
hair makeup: Hiroko Ishikawa(eek) @hiroko.ishikawa.eek
model: Chie Yanagawa(AMAZONE) @amazone_models @___chie11
flower: Kentaro Sugi @sugikentaro @wasurekusa
unefig. アトリエオープンのお知らせ
蔵前に物件を借りてから早一ヶ月。いよいよアトリエをオープンします!
店舗物件ではない事情もあり、予約制とさせて頂きます。お手数ですが、ウェブサイトの contact よりメールにて、他普段やり取りのあるメールやLINE、メッセンジャーやDMからでも構いませんので、ご希望の日時をご連絡ください。ご予約時に住所等をお知らせ致します。
これまで発表したコレクション一通りをご用意していますので、ご試着、在庫があるものはお求め頂くことも出来ます。unefig. らしい空間に仕上がったと思います。
是非この機会にお立ち寄りください。
2023年4月10日(月)ー16日(日)
12:00ー18:00
“humoresque avec unefig.” ——展示販売会のお知らせ
humoresqueと一緒に、新しい試みです。
時間の空いた時にふらっとお立ち寄り頂けるよう、予約なしでご自由にお出掛け頂くスタイルにしたいと思います。
私は出たり入ったりしておりますので、もしご来店を予定してくださっている場合は、私の方にご一報頂けましたら、お店でお待ちしております!
是非お気軽にお出掛けください。
“humoresque avec unefig.”
2022年3月3日(木)- 6(日)
12:00-18:00
at humoresque
港区南青山6-7-1 1F
https://humoresque.jp
山本千夏の手がけるインナーウェアブランドunefig.(ユンヌフィグ)と、humoresqueのコラボレーションアイテムをお披露目いたします。
潔いフォルムのシルクランジェリーに共鳴し生まれたhumoresqueのシルク素材のカシュクールとカシミヤのニット。
そして、unefig.の定番的なシルクのタンクトップには、輝く白が清々しい風を纏い登場いたします。
恋に落ちるように、ひとつの出会いによって生まれた、特別な形と私たちの提案をぜひ体験しにいらして下さいませ。
桃の節句から4日間、春がいよいよ始まりそうです。
ご予約、お問い合わせ先
tel 03-6452-6255
shop@humoresque.jp
Instagram:
@humoresque.humoresque
@humoresque.shop
@unefig_japan
“KATACHI museum” の図録が仕上がりました!
2021年、三重県多気町のVISONに開館しました、内田鋼一氏プロデュースの食にまつわる道具の博物館 “KATACHI museum” の図録が出来上がりました。
松浦文生氏による写真は、ひとつひとつのものが、いつどこで、どのような用途で作られたかの前に、素材の力、形の美しさやユニークさを直に感じてほしいという美術館コンセプトを体現しています。想像力を働かせ、自由にご覧頂けるよう、写真横のキャプションは最小限です。日本語のキャプションは巻末にまとめられています。古物、料理、建築、アート、デザイン、といった様々なジャンルを横断する、三者三様の視点が存分に発揮された文章も必読です。
AB判 上製本・ハードカバー 248頁。
“KATACHI”
KATACHI museum——食にまつわる道具の博物館
2021年7月20日 初版第一刷発行
著者:内田鋼一
写真:松浦文生
文:井出幸亮、野村友里
発行人:内田鋼一
発行所:KATACHI museum
印刷・製本:渡邉製本株式会社
編集:ギュメレイアウトスタジオ
装釘:猿山修
企画:(株)アクアイグニスアートマネジメント
協力:VISON
“KATACHI”
KATACHI museum——The shape of cooking utensils
Auther: Koichi Uchida
Photos: Bunsei Matsuura
Texts: Yuri Nomura, Kousuke Ide
Publisher: Koichi Uchida
Published by KATACHI museum
Printing and Bookbinding: Watanabe Seihon Co., Ltd.
Editing: guillemets layout studio
Design: Osamu Saruyama
Planning: Aquaignis Art Management Co., Ltd.
Cooperation: VISON
https://vison.jp/article/?id=294