昨年の仕事です

ラベルとパッケージデザインを猿山が担当しました。“MORI BAR” オーナーバーテンダー毛利隆雄氏監修ブレンドウイスキー、「東京」の文字を書かれた方は、武家茶道 石州流伊佐派九世 磯野宗明氏です。

unefig. 2nd exhibition「for her」 @tmh. Ebisu Tokyo

ギュメレイアウトスタジオの山本千夏が主催するランジェリーブランド unefig.が 2nd collectionお披露目の展示会を行います。

unefig.の1st collectionをご購入くださった方々から、すごく気持ちがよいとか、こういうのがほしかったとか、洗濯の暇がないほど着てしまうとか、ぴったり!サイコー!などといった、うっかり有頂天になりかねないご感想を頂くことがあります。飛び上がるくらい嬉しいのですが、少し冷静になり、その嬉しさの根拠を突き詰めて考えてみると、それは彼女たちの毎日の役に立てたと感じられるからではないかと思いました。実用的なものを作りたいと思っています。だからいつも自分自身の経験、実感からもの作りを始めます。長年この分野に携わってきた方やきちんと学校で学んだ方のような技術や知識はありません。誰も思いつかないようなコンセプトやモードの中心にいるような新しさ、気後れしてしまうほどの美しさも提示出来そうにありません。でも他のやり方があるはずだとも思います。自分自身の経験や実感という小さく、有限で個人的なものが、普遍に触れるということもあると思うのです。なぜなら、私自身も彼女たちの一員だからです。

2nd collectionでは、シルク100%の柔らかな肌触りのよさはそのままに、スウェードのようなマットな質感の生地を、ブラック、グレー、ネイビー、ピンクベージュの4色に染めて頂きました。ガウンはさっと羽織れば、お出掛けの時は薄手のコート代わりに、もし下がよれよれのスウェットであっても、買い忘れた牛乳を胸を張って買いに行けますし、お風呂上がりには素っ裸にこれ一枚というのも自由です。それはちょっと…という方にはボクサーショーツがおすすめです。トランクスを女性のものとして捉え直してみました。パジャマとして、また、ゆったりしたお洋服でしたら、夏はパンティ代わりに履くと締め付けがなく、涼しいと思います。水着のカバーアップにも。冬はペチコート代わりにパンティに重ねて履くと暖かです。ブラはチューブ型にしました。紐がない分、肩やデコルテがすっきしして、着けているのを忘れてしまいそうです。ロングパンツは、ベッドからオフィス、レストランまで、一日中活躍します。軽く乾きやすくしわが気になりにくい生地ですので、出張や旅行にもぴったりです。スカーフベルトはガウンのベルトに、首にくるくる巻けばスカーフにもなり、日焼けや冷えから守ってくれます。

アパレルの縫製工場の方には、下着は専門が違うと言われ、下着の縫製工場の方には、これは下着ではないと言われます。そのような中間に位置するようなものがあると便利なのに。ボクサーショーツを履いてガウンを羽織ると、ボクサーになったような気分になってきます。打たれ強くいきたいと思う今日この頃、そう、隠れテーマはボクサーです。時にファイティングポーズも必要な、全ての彼女たちへ。

展示会では、2nd collectionのサンプルをご覧頂き、ご注文を承ります。1st colledtion、7月に発表しましたコラボレーションアイテムの販売も致します。ご試着もお気軽にどうぞ。皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

unefig. (ユンヌフィグ)山本千夏

「for her」
@ tmh.&L’INTERIEUR
東京都渋谷区恵比寿南2-9-8 2B
03-3716-6982
http://www.atelier-tmh.com

2020年9月10日(木)ー13日(日)
12:00–19:00
予約制:二日前までにご希望日時を、こちらからメールにてご連絡ください。 https://www.unefig.com/contact/
SNS等のメッセージでも構いません。

*前日や当日でもご都合をつけて頂けそうでしたら、可能な限り是非お越し頂きたく思います。会場の混雑具合によりお待たせする可能性もありますが、メール等でお問い合わせ頂けましたら、出来るだけ早く状況をお伝え致します。

「猿山シャツとバッグ」 uit × saruyama “shirt and bag of saruyama”

新シリーズ uit × saruyamaから、シャツとバッグ発売のご案内です。

シャツはその名前通り、襟を立てるとタートルネックに、ボタンを外して折れば、オーソドックスな襟の形になります。その時々の気候、コーディネイト、気分に合わせて、自在にお楽しみください。
1型、2素材、3サイズ展開です。

麻:ちょうど今の時期から初夏くらいまではもちろん、冷房のきつい場所や日差しが強い場合はさっと羽織ると便利です。秋には一枚で、肌寒くなったらニットと重ねると一年中ご活用頂けます。乾きやすく、しわも魅力のひとつとなりますので、旅行にもぴったりです。さらっとして、ごわつきがなく、わずかな光沢が美しい、着込んでいくほどに柔らかく育っていくフレンチリネンを選びました。

ネル:ニットはもう仕舞ったのに、まだ少し肌寒い花冷えや梅雨寒の頃、風が冷たくなってきたけれど、ニットにはまだ早そうな秋口に、この一枚が大活躍です。目の詰まったやや厚手の生地ですので、冬も暖かです。Tシャツの上に羽織れば軽いジャケットのように、着こなしの幅も広がります。カシミヤを思わせるような柔らかでスムースな肌触りですが、コットンですので、洗濯も簡単です。

バッグは斜め掛けに、また肩から掛けることも出来るように、ショルダーストラップの長さが調整出来ますが、バックルは内側に仕舞い、外側からは余計なものが一切見えないようにしました。その分、フラップのステッチや角の形等、細部のデザインがポイントです。ショルダーストラップは体に添い、重いものを入れても肩に食い込まないように、それでいて目立ちすぎないような細さと形を考慮しています。A4ファイルがきちんと収まり、ノートパソコンも持ち歩けるサイズ、仕切りやポケットで小物も整理出来るようにと機能面にも妥協がありません。外側とショルダーストラップは丈夫なリネンを、型崩れを防ぎ、バッグの形をしっかり保つために内側にはキャンバス地を使用しました。

猿山のまさに理想のシャツとバッグを作って頂きました。
そんなわけで、黒だけですが….着方、使い方によって、老若男女を問わず、流行を越え、末長くご愛用頂ける品物が出来上がったと思います。

uit × saruyama “shirt and bag of saruyama”

“Messenger bag”
USB0423
340/430/160 mm without strap
strap: width 75, legth 590–900 mm
outside and shoulder strap:
outside: linen 100%
inside: cotton 100%
color: black
¥40,000+tax

“Turtleneck shirt”
USB0111 S:
length 68 cm, width/body 100 cm
USB0121 M:
length 71 cm, width/body 104 cm
USB0131 L:
length 74 cm, width/body 114 cm
linen 100%
color: black
¥25,000

USB0112 S:
length 69 cm, width/body 102 cm
USB0122 M:
length 72 cm, width/body 106 cm
USB0132 L:
length 75 cm, width/body 114 cm
cotton flannel 100%
color: black
¥23,000

——洗濯により、肩幅・身幅約 1.5 cm、着丈・袖丈約 2 cm収縮。
——By washing, shoulder width/body width approximately 1.5 cm, dress length and sleeve length approximately 2 cm, it shrinks.

direction: osamu saruyama
design and production: uit

ギュメレイアウトスタジオのオンラインショップを開設しました。こちらから購入頂けます。
https://guillemets.thebase.in

磁器製電笠と自在照明用金具 shade and adj. hook

金沢の金工作家・竹俣勇壱、長井製作所と共に、テープカッター等の金属製品を中心に製品を展開してまいりました’ tayo’ シリーズに磁器のシェードが加わります。

現代的な空間や品物とも合い、古物とも調和するシンプルなシェードのご希望を多く頂いてまいりました。
この度、お求めやすい価格も実現し、ご紹介出来ますことを嬉しく思います。

tay09911 shade type d large
180/180/180 mm
¥6,000+tax

tay09921 shade type d small
120/120/42 mm
¥4,000+tax

e-102 electric parts for shade with adj. hook
700 mm long
¥9,500+tax

e-002 electric parts for shade without adj.hook
500 mm long
¥8,000+tax

shade and hook
metal works: nagai factory and yuuichi takemata
ceramic works: chihiro fujisaki
design: osamu saruyama
production: tayo

こちらの画像では、adj.hook for shade(照明用自在鉤)はtayoオリジナルのものが記載されていますが、現在開発中となります。現段階では、下記の組み合わせのように、既出のadj.hook for shade(照明用自在鉤)と合わせてお使いください。
shade-d large + g-501 adj.hook for large shade ¥10,500+tax
shade-d small + g-503 adj.hook for medium shade ¥11,500+tax

ギュメレイアウトスタジオのオンラインショップを開設しました。こちらから購入頂けます。
https://guillemets.thebase.in

絵本『まきのまきのレター』

猿山が装丁を担当いたしました絵本『まきのまきのレター』について、高知新聞に掲載されました。

https://www.kochinews.co.jp/article/360394/

絵本『まきのまきのレター』

イラスト:佐々木香奈子
レイアウト:猿山修
タイトル:カワバタトモキ
印刷製本:弘文印刷株式会社
和紙監修:浜田兄弟和紙製作所
発行者 池田健
発行所 株式会社 ENYSi

協力
高知県立牧野植物園
ひだかわし有限会社
関株式会社

猿竹工芸商會お披露目展@minä perhonen galleria(京都)

大分県竹田市の城下町。
流行り廃りの中にあっても自然に寄り添われて、400年。ずっとこの町はあります。「猿竹工芸商會」はそんな小さな町で生まれました。
人口22,000人ほどの大分県竹田市には、市の移住促進策もあり、約40名の作家が移住、作品を生み出しながら暮らしています。
2017年夏にスタートした「猿竹工芸商會」は、デザイナーに猿山修さん、アドバイザーに山本千夏さんを迎え、作家とともに「作ること、売ること」をテーマにプロジェクトを進めてこられました。

竹田という土地で、切磋琢磨する多種多様な作家がいることで生まれた特別なシリーズを、青山call、金沢の展示に引き続き、京都galleriaでのお披露目となります。
それぞれの作家の技術や感覚を活かしたデザインを軸に試作を重ね仕上げられた、使いやすく美しいプロダクトをぜひご覧になりにいらしてくださいませ。

場所:minä perhonen galleria
〒600-8018
京都府京都市下京区 河原町通り四条下ル市之町251-2
寿ビルデイング3階
Tel 075 353 2217
Open 平日11:00-19:00 土日祝10:00-18:00 木曜定休
日時:2020年3月6日(金)〜3月11日(水)
時間:平日11:00〜19:00 土日祝10:00〜18:00 木曜定休

https://www.mina-perhonen.jp/news/201910/05_2/

猿竹工芸商會
https://sarutake.shopselect.net
http://www.taketaartculture.com/tac2017_map06/

Sarutake arts and crafts@minä perhonen Kanazawa、galleria(Kyoto)

@minä perhonen galleria
Kotobuki bldg. 3F 251-2 Kawaramachidori Shijoukudaru Ichinocho
Shimogyo Kyoto 600-8018 Japan
Tel 81(0)75 353 2217
Fri. Mar. 6–Wed. Mar. 11, 2020
Open 11:00–19:00 Sat. Sun. Holiday 10:00–18:00
Thursday Closed

https://www.mina-perhonen.jp/news/201910/05_2/

“Sarutake arts and crafts”
https://sarutake.shopselect.net
http://www.taketaartculture.com/tac2017_map06/

「忘草」@森岡書店—“WASUREKUSA” Exhibition@MORIOKA-SHOTEN (Ginza Tokyo)


「忘草」@森岡書店

会期 2020年3月3日(火)〜3月8日(日) 13:00-19:00
会場 森岡書店 住所 東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル1階
https://www.instagram.com/moriokashoten/
作家在廊日 3月3日〜3月5日

書籍「忘草 東京」
AB判 並製本 147頁+CD+専用函
花/杉謙太郎 音楽/内田輝 写真/奥山晴日 装釘/猿山修
印刷・製本/サンエムカラー 函/竹内紙器製作所
発行/忘草
販売価格/8,000円(税別)

・杉謙太郎 Kentaro Sugi 1975年 福岡生まれ。18歳より花の道へ 原田耕三に師事。花人 岡田幸三から弟子 原田耕三へと受け継がれた「いけばな」を根幹に独自の活動を進める。現在、全国各地にて開催する花の稽古を通じて、その精神を広めている。
・内田輝 Akira Uchida 音楽大学でサックス専攻後、演奏家として活動。ピアノ調律師としても国内外のピアニスト達をサポートする。14世紀に考案された鍵盤楽器クラヴィーコードの製作も行う。
・奥山晴日 Haruhi Okuyama 奈良を拠点に活動。2013年に制作された「わすれくさ as it is」に続き、二作目「忘草 東京」の撮影も担当する。
・猿山修 Osamu Saruyama デザイン事務所「ギュメレイアウトスタジオ」を主宰。グラフィック、プロダクト、及び空間デザインを広く手掛け、作曲・演奏活動も行う。

『忘草』は、これまで2種類の本が刊行されています。最初の本は、museum as it is での花を元にした『わすれくさ』。二冊目の本は、東京の花をテーマにした『忘草 東京』。今回は、二冊目の本、『忘草 東京』を展示販売いたします。本書に掲載された写真は、2015年から2017年の3年間に撮影されたものです。この時期は、2020年の東京オリンピックに向けて東京の景色が変わっていった時期でした。写真と共に収録されている音源は、撮影の場所となった、ある古い病院で収録された楽曲と路上の環境音などを重ね合わされたものです。
『忘草』は記憶と忘却をテーマにしています。記憶は忘却があってはじめて成り立つ概念でしょう。残るもの、消えるもの。うつろう東京の風景、こころのなかにある東京の風景。いつの日かこの本を開いた時に、自分が思い出す風景とは。パリとオランダ、名古屋を経て、初の東京での発表会になります。

花会 「忘草 東京に寄せて」
花会とは、杉謙太郎氏が各地で行う、花のインスタレーションであり、「会」という古来からある手法により、花を鑑賞する試みです。生けられる花は、事前に周囲を調べ歩き、その土地で集められた花のみを使います。花を鑑賞する時に想い起こされるのは、人によって様々でしょう。ある時は、なんらかの理由によって忘却された記憶だったりします。懐かしさや哀しさ、温かさと時として目を背けたくなるような現実の場合もあるかもしれません。
今回の花会では、内田輝氏の音により、その記憶の花は、多重的な深みと広がりを生むはずです。

2020年3月4日(水)、5日(木)
会場 森岡書店二階特設会場
時間 開場18時30分 開始19時 終演20時30分
会費 5,000円
定員 各回20名
要予約 森岡書店までお電話にてお名前とお電話番号をご教示ください。
03-3535-5020

『忘草』公式サイト
http://wasurekusa.ehoh.net/index.html


“WASUREKUSA” exhibition@MORIOKA-SHOTEN (Ginza Tokyo)

Photobook+CD “wasurekusa—tokyo”
Flower: Kentaro Sugi
Music: Akira Uchida
Photograph: Haruhi Okuyama
Book design: Osamu Saruyama
Printing+bookbinding: SunM color co., ltd.
Box: Takeuchi-shiki co., ltd.
Publication: Wasurekusa, 2018
Price: Y8,000—excluded tax

Tue. Mar. 3–Sun. Mar. 8, 2020
11:00–19:00
at MORIOKA-SHOTEN
Suzuki bldg. 1F 1-28-15 Ginza Chuo Tokyo Japan
81(0)3-3541-5300
https://www.instagram.com/moriokashoten/

“WASUREKUSA” live performance for flower and music
at MORIOKA-SHOTEN additional place
Suzuki bldg. 2F 1-28-15 Ginza Chuo Tokyo Japan
Wed. Mar. 4 and Thu. Mar. 5, 2020
open: 18:30, start: 19:00
entrance fee: 5,000 yen
reservation: 81(0)3-3535-5020

“WASUREKUSA” website
http://wasurekusa.ehoh.net/index.html

Please come see them.

“guillemets layout studio”
3-4-2 Senzoku Taito
Tokyo 111-0031 Japan
81(0)80-3341-0209
conoide@guillemets.net
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