ギャラリーうつわノート、松本さんによる愉しいはかりごとです。
2014年7月12日(土)~22日(火)に開催する「猿山道場 ~猿山修のデザインプロダクト展~」の開催のお知らせです。
http://utsuwanote.exblog.jp/20864460/
東京・元麻布のギャラリー「さる山」を営む猿山修さんをご存知でしょうか。猿山さんは数々のプロダクトデザインを始め、生活道具の企画やプロデュース、そして演劇の作曲や演奏など幅広い活動をしています。その創作に通底しているのは、極まる線と余白の均衡による「猿山美学」とも言える独自の世界観でしょう。その研ぎ澄まされた美意識は、常に業界に刺激を与えてきました。
その猿山さんのもうひとつの重要な功績が、人を育ててきたことです。今まで多くの作り手に対して、デザイン面からアドバイスを行い、時には具体的な図面によって、より洗練されたものづくりを促し、優れた作家を輩出してきました。
今回の「猿山道場」は、猿山さんのデザイン・インキュベーション(支援・育成)に注目した企画展です。このプログラムを実現するために、昨年末に公募を行い、全国から9名の作り手が集まってくれました。それぞれの作家が、猿山さんのデザインによるスープボウルをアドバイスを受けながら半年をかけて製作を行い、器に対する考え、フォルム、ディテールの在り方を体感し、自分磨きをしてきました。
この度、猿山師範と9名の門下生たちによるスープボウルの成果を発表いたします。また猿山さんが今までデザインしてきた数々のプロダクツを同時に展示販売いたします。猿山さんのデザイン、考え、人柄など、その世界を知るまたとない機会です。どうぞ貴重なこの企画発表の場にお越し頂ければ幸いです。
うつわノート店主
門下生(企画参加の作家)
服部 竜也(岐阜県/陶器)、新田 佳子(大阪府/ガラス)、高木 剛(京都府/陶器)、松本かおる(長野県/陶器)、今村 肇(佐賀県/磁器)、二川 修(大阪府/陶器)、花岡 央(岡山県/ガラス)、西垣 聡(石川県/ガラス)、沼田 智也(茨城県/陶器)
会場
「ギャラリー うつわノート」
350-0036 埼玉県川越市小仙波町1-7-6
営業時間11:00~18:00
電話 049-298-8715
http://utsuwa-note.com/
タグ: 猿山修
服部植物研究所に7月3日行きます!
平成26年7月3日(木) PM13:00–15:00
益財団法人服部植物研究所に石田紀佳/キュレーターと猿山、再び!
http://hattorilab.org/news.html
改めて古い道具 ひとつめ
「さる山」は道具屋です、やはり古い道具はネタになりますね。こちらでもその辺りについて少々書いていこうと思い、このタイトル。
永らく共にものづくりをしているK氏と、
「これいいよね」
というものに、明治から昭和にかけて多くつくられていた京都の踏台があります。
建築材料の安価な材を用いて大工が施主への贈物としてつくったのでしょうか。丸太から板を製材する時、樹皮に近い部分は捨てられてしまうことも多々あるようですが、辺材耳付きと云われるその部分を利用して上手い具合に座板と脚がつくられています。四方転びという技法(厳密に云うと違うのですが)に基づいて取付けられている、文字通り四方に広がっている脚が開きすぎないよう、薄板(これも余り物の材料でしょう)の貫も入っていて、見事に材料費を只同然のもので集めていながら好い顔をしたものに仕上がっています。天板も脚も耳の部分が丁度面取りされた様になって、すっきりと見え、強度も充分得られる様に配置されています。欧風のテーブルとあわせると少々低めですが、腰掛けにも使用出来る優れものです。貫ホゾ仕上げをしているので、グラグラして来たら接合部分にくさびを打ち込み、しっかりと直せるのです。家具用の材料でなくとも永く使えるように、よく考えられた良品です。最近手に入れることは難しくなりましたが、店に古道具を並べるようになって一体いくつ集めたことか。
K氏とは、踏台も制作していますので、この京都発の名品もあわせて「さる山」でもご紹介していけたらと思っています。
猿山修
「くるみの木」とともに。30年の収穫祭
6月2日まで阪急うめだ本店にて行なわれている、「くるみの木」とともに。30年の収穫祭 に猿山修の一点もの金工品が出品されています。Gallery Yamamotoも出張ギャラリーとして参加しています。お近くの方は是非御来場下さい。
http://www.kuruminoki.co.jp/ichijyo/
服部植物研究所のウェブサイトが新しくなりました。
服部植物研究所という蘚苔類(コケ!)研究機関のお手伝いをさせて頂いています。友人の石田紀佳さんからお誘い頂き、2年前に終えたリノベーションにおいて空間設計とグラフィックを担当致しました。この研究所は、宮﨑日南の飫肥と云う小さな美しい城下町にあります。一日かけて古い町並みを愉しみつつ、徘徊することをお勧めします。周辺には素晴らしい渓谷、海、温泉もあるのです。
http://hattorilab.org/
猿山修 寒川義雄 東屋 展 @奈良「ギャラリーショップ 月草」
下記の展覧会を用意して頂きました。明日8日から始まります。
猿山修 寒川義雄 東屋 展
2014年3月8日(土)~2014年3月16日(日)
奈良はお水取りを迎えたら、春はもう間近です。
春を待つこの季節に手に取りたくなる器展を開催いたします。
デザイナー猿山修さんのきりっとした緊張感のあるデザイン。
寒川義雄さんの手に馴染む釉薬の肌合い。
東屋さんの洗練された美しいデザインのプロダクト。
是非お手に取ってご覧ください。
この度 初お披露目となる、
猿山修 デザイン/寒川義雄 製作の新しいシリーズが並びます。
その他、猿山さんがデザインされたプロダクト、
寒川さんの普段のうつわ、
東屋さんの洗練された美しいプロダクトが一堂に会します。
※3月8日(土)は、猿山さん、寒川さんが在廊いたします。
是非お出掛けください。
会場 「ギャラリーショップ 月草」
〒631-0012 奈良県奈良市中山町1534
営業時間 10:30~17:30 (月曜~16:00)
TEL/FAX 0742-47-4460
http://www.kuruminoki.co.jp/akishinonomori/event/2014/03/08-172355.html
・同時期に奈良で行なわれる下記のイベントにも猿山は関わります。
一、志賀直哉旧居にて花会
3月10日(月) 12時から16時
13時より お話し会
〇特別ゲスト 猿山修/寒川義雄/佃 眞吾/白土晶大
器/清水善行 寒川義雄 アンティーク/猿山 修
協力/佃 眞吾 三坂堂 白土晶大
定員 40名(予約制)
会費 3,500円(お茶代込)
会場住所 奈良市 高畑町 1237-2
二、五風舎にて花のお稽古
3月11日(火)、12日(水) 9時半から17時
定員 各 6名(予約制)
会費 12,000円(花会費含、花材費別)
会場住所 奈良市 水門町45
"alternative white" 濱中史朗展 さる山@金沢モノトヒト
photos by Tadayuki MINAMOTO
2014年2月15日(土)〜3月2日(日)
2月15日(土)作家在店
昨年末麻布「さる山」にて行なわれた展覧会は、少々かたちを変えて1月から金沢に出店している「さる山」@モノトヒトでも行ないます。
是非ご来場下さい。
会場
モノトヒト 90 days shop
920-0962 石川県金沢市広坂1-2-20
電話/ファックス 076-255-0086
monotohito@seikatsu-kogei.com
www.seikatsu-kogei.com
11 am- 6 pm 月曜定休(祝日の場合は翌火曜日) *2月14日(金)は展示替えのため休み
"pen"2月15日号
2月1日発売の”pen”2月15日号の巻頭”penNEWS”に猿山修装釘の書籍『大坊珈琲店』が取り上げられました。限定千部の私家版は既に販売終了しておりますが、出版社からの重版を検討中です。またこちらで状況をお知らせ致します。