寒川義雄/製作、猿山修/デザイン、ギュメレイアウトスタジオ/制作による器とシェードのシリーズが出来上がりました。さる山ではお披露目の展示を、Gallery Yamamotoでは寒川さんの個人作品も加えた展覧会を行います。
どうぞお出掛け下さい。
さる山
2015年6月13日(土)より21日(日)迄
open 1—6 pm 会期中無休
106-0046
東京都港区元麻布3-12-46和光マンション101
03-3401-5935
https://guillemets.net/
http://www.facebook.com/guillemets.layout.studio.saruyama
Gallery Yamamoto
2015年6月27日(土)より7月5日(日)迄
open 11 am—5 pm 会期中無休
329-0112
栃木県下都賀郡野木町南赤塚786-2
0280-56-2444
http://gyamamoto.exblog.jp/
「小倉珈琲の味」
世の中には意外な組み合わせというものがある。出合った時は軽いめまいがした。それは確か、群馬県のとある喫茶店で、小倉珈琲という品名だったと思う。メニューに写真はなく、お店の人に聞くしかない。「小倉珈琲って」と言いかけると、お店の人が伝票に書こうとしたので急いで続ける。「あっあの、小倉珈琲ってどういうものですか」「珈琲ゼリーにあんこがのったものです」なぜ、あえて一緒にするのか。別々に食べればよいではないか。でも合わせるにはきっと理由があるに違いない。怖いもの見たさで、つい頼んでしまった。ひとくち食べると、小倉の甘みと珈琲の苦みのバランスが絶妙で何とも美味しい。ありそうでなかった味。互いを引き立て合っている。これこそ相乗効果というものである。意外な組み合わせが生む、幸福な関係。作り手とデザイナーの出会いもそんな風であったらよいと思う。
―山本千夏
タグ: さる山
69 craft streetに参加します。
会期
2015年5月29日(金)から31日(日)11:00—18:00
最終日のみ17:00まで
今年も「さる山」は、長野県松本市で開催される六九クラフトストリートに出店します。
お近くにお越しの際には是非、お立ちよりください。
六九クラフトストリートは、松本の六九通りの街並に三日間だけ各地のギャラリーが出張参加する企画です。日本では利休もそうですし、柳宗悦もそうでしたが、「作る手」だけではなく「強い眼」の存在が工芸の発展に大きな役割を果たしてきました。そこでクラフトフェアが作家中心であることから、それとは別にギャラリーという選者の眼を通した工芸が並ぶ場をもちたいと思いました。五月の心地いい風の中、あがたの森へ行ったり、六九通りを歩いたり、工芸散歩を楽しんでいただけたらと思います。
※案内状より抜粋
参加ギャラリー
さる山
新潮社『工芸青花』
ミナペルホネン松本
10cm
ギャラリーやまほん
飲食店
モンカヴァ(ガレット)
ゾンネブルーメ(ドイツビール&欧風料理)
ティールームコイデ(喫茶)
10cm青空カフェ(オカズデザイン、atelier tarin、Doragon coffee店)
Les Racines du Ciel展示会 2015—16 AW
さる山では3回目、Gallery Yamamotoでは2回目となる‘Les Racines du Ciel’(レ ラシーヌ デュ シエル)の展示会を行います。2015年の秋冬コレクションを実際に手に取ってご覧頂きながら、ご注文を承ります。
‘Les Racines du Ciel’は、徹底した自然素材へのこだわりと世界各地の伝統を活かしたフェアトレード、そして時代に流されない、着る人の年齢を問わないシンプルなデザインが特徴のフランスのファッションブランドです。
本コレクションでは、さまざまな形のベビーアルパカやオーガニックウールのニットを中心に、定番のオーガニックコットンのカットソーも並びます。ニット類の柔らかさと軽さ、暖かさは特別です。黒やグレー、茶にブルーやピンクといった色と豊富な編み方のバリエーションをお楽しみ下さい。
Les Racines du Ciel(レ ラシーヌ デュ シエル)
by Nathalie Goyette & Christian Tournafol
http://www.les-racines-du-ciel.com/page.php?id=accueil
at ギュメレイアウトスタジオ+さる山
3/2(月)—6(金)、9(月)、10(火) business day
*業者の方にご覧頂く日程です。予約制ですので、ご希望の日時を2月末までに下記メールにご連絡下さい。
3/7(土)、8(日) free day
*どなたでも自由にご覧頂けます。予約の必要はありません。
各日 13:00—18:00
*上記日程以外で、ご希望があればcontactからメールにてご連絡下さい。
東京都港区元麻布3-12-46
和光マンション101
03-3401-5935
https://guillemets.net/
http://lesracines.exblog.jp
「gallery's eye ~選ぶ力~」@Kaikai Kiki Gallery
この度さる山は、東京のカイカイキキギャラリーにて開催される
工芸やアートを扱う10軒のギャラリーによるイベント「gallery’s eye ~選ぶ力~」に参加し、
私共は辻野剛(ガラス器)、濱中史朗(陶磁器)両氏を紹介します。
週末二日間のイベントとなりますが、皆さまお誘い合わせのうえ、是非ご来場下さい。
【タイトル】
「gallery’s eye ~選ぶ力~」
【 会期 】
2015年2月14日(土)・15日(日) 11時~19時
※2月13日(金) 13時~19時 は招待日となり入場には招待状が必要となります。
【 会場 】
Kaikai Kiki Gallery
東京都港区元麻布2-3-30 元麻布クレストビルB1F
http://gallery-kaikaikiki.com/about
【 参加ギャラリー 】
桃居
DEE’S HALL
gallery yamahon
Jikonka Tokyo
Oz Zingaro
feel art zero
季の雲
さる山
うつわ楓
うつわノート
【 主催 】
gallery’s eye 実行委員会(参加ギャラリーによる共同運営)
詳細は下記オフィシャルウェブサイトをご覧ください。
Official website: http://gallery-eye.com
facebook: https://www.facebook.com/galleryseye
また、イベントの開催にあわせてpanoramaにて
参加ギャラリーのギャラリストインタビューも掲載されております。
http://panorama-index.jp/webmag/interview_ge/
gallery's eye —選ぶ力—
「さる山」は、来月こちらのイベントに参加します。詳しくは下記のウェブサイトをご覧下さい。
http://gallery-eye.com/
https://www.facebook.com/galleryseye?fref=nf
雑誌『Pen』の公式サイト
“alternative white” 濱中史朗展@さる山が、雑誌『Pen』の公式サイトのニュースに紹介されています。
http://www.pen-online.jp/news/design/saruyama_hamanaka/?_h=212b532ecd8314bcb80471cd6e20ab53
「内田輝演奏会」@さる山
photo by Haruhi Okuyama
2014年12月20日(土) 7 pmより
料金1,900円(ワインかペリエ付きます!)
濱中史朗展開催中の20日(土)7 pmより展覧会場にて、内田輝による演奏会を予定しています。
彼はピアノ調律師であるとともに、素晴らしい演奏家なのです。
今回は、クラビコードと云う不思議な魅力を持った鍵盤古楽器とサキソフォンによる演奏を。
狭い会場なので予約者のみの入場となります、何卒宜しくお願い致します。
内田輝 clavichord & soprano sax
音楽大学でsaxを専攻。 卒業後欧州を旅し、 その実体験から西洋と東洋における紀元前から中世の思想を意識する。
ピアノ調律を習得後、14世紀に考案されたclavichord(鍵盤楽器)に出会う。古来からの美意識に基づき、音の霊性と波動を追求している。
グラスシリーズ “BAR” お披露 fresco+猿山修+東屋
イタリアに古くから伝わる宙吹きガラスの技法を用い、さまざまなお酒や飲みものに合わせてグラスを揃えました。
ガラスの涼しげな印象とは裏腹に、作業はガラス炉の熱気が立ち込める過酷な環境の中で行われます。溶けた柔らかいガラスは黄金色に輝き、一見おいしそうな水飴のようですが、近付いた時の熱とまぶしさが1200℃の高温であることを感じさせます。このガラスを棹に巻き付けそっと息を吹き込むと、水飴状のガラスは瞬時に透明な薄い風船のように膨張します。内側からの圧力によって生まれる、この一瞬の自然な膨らみを捕らえるのが宙吹きガラスです。膨らみつつある形をどこで捕らえるか、その判断がグラスを形作る曲線を決定します。棹を鉄板の上でテンポよく転がし、道具を使いながら膨らんだ風船をカップへと成形していきます。傍らではアシスタントがタイミングよく棹に息を吹き込みます。二人三脚の無駄のない動きはベネチアンスタイルならではの工程です。
‘BAR’シリーズの持ち手部分は、主にアヴォリオと呼ばれる糸巻き状のパーツで構成されています。このパーツは、元来ベネチアンスタイルの大きな特徴である装飾の施された持ち手と薄手のカップをつなぐ役割を果たしてきました。体積の違いによる温度差から、接続時に生じやすかった割れを、アヴォリオを介すことで防いでいます。その機能性と、イタリア中世の建築構造や装飾から影響を受けたと思われるデザイン性とが合わさった知恵の結晶です。
カップとアヴォリオが出来上がったら、最後はフットです。アヴォリオに風船状のガラスを付け、風船の口を広げながら円を描くように押し広げ、底を平らにしてフット部分が完成します。ガラスの塊を平たく押し潰すだけの方法に比べ、一層繊細な仕上がりです。ここでも一手間を惜しみません。
ガラスは冷めるにつれて段々と固まり動かなくなってしまうため、全体的に均一な薄い作りのベネチアンスタイルには、高度な技術とスピードが要求されます。特に小さなグラスはガラスが冷めやすくなるため、作り手の長年の経験に基づく素早い判断が必要です。
伝統的な形を参照しながら、使いやすさをを考慮し、カップや持ち手のサイズを工夫しました。お酒の種類に合わせ、ちょうどよい一杯分をカップの大きさに反映させています。同時に、用途は限定されていませんので、ワイングラスで水やジュースを、シャンパーニュグラスでビールを等、ご自由にお使いください。気軽にお使いいただけるよう、持ち手は安定感のある長さにしました。アヴォリオがシンプルなデザインの中に上品な華やかさを与えています。厚すぎず薄すぎない、手取りの安心感と適度な緊張感、口当たりのよさも自慢です。宙吹きガラスならではの揺らぎや自然な丸みもおいしさに味方します。
日々の食卓から、だれかと過ごす特別なひととき、静かなひとりの時間まで。グラス、飲みもの、場面の取り合わせを多様にお楽しみください。
2014年10月4日(土)より12日(日)迄
初日4日土曜日 辻野氏(fresco代表)在廊
於「さる山」
営業時間 1—6 pm 会期中無休
東京都港区元麻布3-12-46和光マンション101
電話03-3401-5935
https://guillemets.net/
http://www.facebook.com/guillemets.layout.studio.saruyama
資料デザイン/山口信博+吉田結
編集/山本千夏
活版印刷/弘陽・三木弘志
制作/東屋
〒141-0022
東京都品川区東五反田5-4-20
03-5798-7510
info@azmaya.co.jp