食卓四景展 最終会場

ginzafukumitu1昨年の春に東京麻布から始まった井山三希子さんとの企画「食卓四景」展はその後、富山・浜松・岩手・鹿児島・奈良・金沢・長野・東京二子玉川へと一年をかけて各地を巡りました。そしていよいよ最後の会場となる東京銀座にて今週末から10日間開催されます。
福光屋 銀座店  2011年5月13日(金)~5月22日(日)
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

「食卓四景」は最終会場に

サケショップ福光屋玉川店にて「食卓四景」の最終展覧会が行われます。私、麻布十番の古道具屋「 さる山 」の店主・猿山修と、陶芸家・井山三希子の選ぶ毎日の食卓で使う器たち。古い時代のものと現代作家のものをとり合わせ、朝食、昼食、夕食、晩酌、四つの食卓シーンをつくり出します。
この企画は昨年の5月から全国八ヶ所を巡回してきました。晩酌のシーンでは福光屋さんの日本酒との組み合わせも提案させて頂き、他の会場とはまた異なる風景となりそうです。期間中私達お薦めのお取り寄せアイテムも販売し、カウンターでは下記の限定メニューもお愉しみ頂けます。
・猿山お薦めの酒肴セット
・井山お薦めのアボガドとりんごのオープンサンド
「 食卓四景 」 猿山修×井山三希子
◆ 日時:2011年4月28日(木)~5月8日(日) 10:00~21:00
◆ 場所:サケショップ福光屋・玉川店 03-5717-3305
◆ 作家在店日 猿山 28日 井山 28日、29日、30日

ARICA第20回公演 
『蝶の夢 / Butterfly Dream』

ARICA第20回公演『蝶の夢/Butterfly Dream』ご案内

寒さ厳しき折、皆様お元気でご活躍のことと存じます。

ARICAの公演『蝶の夢/Butterfly Dream』のご案内です。

今回は、伝説的なアクショニスト首くくり栲象とARICA安藤朋子との、

夢の共演です。

ここ10数年の間、毎日何度も自宅の庭の木で首を吊っている男、

首くくり栲象のアクションは、「首くくり」から想起される死の影からは遠く、

いのちと向き合ったあまりにも真摯な行いです。

その姿は見る人に緊張を強いるものでなく、首を吊ったまま変幻自在に

ゆらめく様子は、不思議に明朗な生命感にあふれています。

そして、ARICA唯一のパフォーマーである安藤朋子は、長年故太田省吾の

転形劇場にあって沈黙劇の極めてゆっくりとした動作を体現してきました。

そして今や見かけの速度とは無関係に、やわらかくうねる意識を何重にも

体に畳み込んだ特異な身体表現を重ねています。

情念と理性が同時に結晶した無二の身体です。

旧日本郵船の巨大な倉庫の空間を利用し、音も光も仕掛けも用意周到に

企まれたARICAの舞台で、この二人が一緒に立つ。

はたして何が起き、どんな事態になるのでしょうか。

ぜひ皆さんに立ち会っていただきたく、ご案内いたします。

お知り合いにもお知らせいただけると幸いです。

TPAMショーケース参加作品

ARICA「蝶の夢 – Butterfly Dream」公演概要

日時:2/17(thu) 19:30  2/18(fri) 14:00 / 19:30(全3回/約60min)

会場:BankART NYK studio (1F)  Tel. 045-663-2812

横浜市中区海岸通3-9

横浜みなとみらい線(東横線直通)「馬車道」駅下車

6番出口(赤レンガ倉庫口)徒歩4分(神奈川県警本部隣り)

www.bankart1929.com

料金:前売 \3,000  当日 \3,500  学生及び

TPAMパスホルダー \2,000

予約:www.aricatheatercompany.com

演出・構成:藤田康城

出演:首くくり栲象、安藤朋子

演奏:猿山修、高橋永二郎

舞台監督:鈴木康郎 照明:斎藤亮介(劇団唐ゼミ)

音響:田中裕一(サウンドウェッジ) 衣装:安東陽子(NUNO)

グラフィックデザイン:須山悠里 協力:渡部直也、茂木夏子

制作:前田圭蔵

主催:ARICA   助成:公益財団法人セゾン文化財団

協力:BankART1929/PARC-国際舞台芸術交流センター

お問い合わせ:ARICA制作 前田 Tel. 080-1117-1571

Schedule for the Theater Company ARICA
http://www.aricatheatercompany.com/
ARICA New creation
“Butterfly Dream”
Please come see.

personal products

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その掛け時計には文字盤がない。丸いアルミニウムの盤にほっそりとした針。どちらも素っ気ない銀色。元に戻したのか、先に進めたのか、手を加えたというより引いたといったらよいだろうか。必要であると思っていた幾つもの要素は、実は不要であったと知らされる。振り子の音がここちよい。目に耳に時を刻む。
元は1960年代から80年代にかけてつくられた機械式柱時計であったらしい。ゼンマイ式のそれは、クオーツ式にとって代わられるまで、日本の一般家庭で当たり前に使われていた。そして今、アンティークとしての価値が認められることはほとんどない。しかしその軽妙な音を伴って動く機械の精度の高さ、美しさに、猿山修は惹かれた。その人が心動かされ、時計は再び動き始め、今度は私たちが動かされることになる。
猿山修のpersonal productsが魅力的なのは、それが文字通り‘私的なもの’であるからではないだろうか。その人が実際に人に出会い、ものに出会い、そこに何かを見て、何かをつくること。親密なやり取り。その答え。その背景にはその人の暮らしが、偏っているといっても過言ではないその人の好みが、色濃く反映されている。私的であることを徹底することは、普遍に通ずる数少ない方法のひとつであることをその人は知っている。
その時計は淡い一色に塗られた箱に入れられ、ガラスの板で覆われている。時間は過去から未来へ一定方向に流れているようであるが、この箱の中には昔と今が平気な顔で共存している。    -山本 千夏
「私的なプロダクツ」展
会期 2011年1月31日(月)より2月5日(土)
会期中無休 12時より19時(最終日は17時まで)
主催・会場「ギャルリーワッツ」
東京都港区南青山5-4-44ラポール南青山103
03-3499-2662
http://www.wa2.jp
https://guillemets.net/saruyama/events.html
協力/株式会社東屋、株式会社東青山、Gallery Yamamoto