「セラミックワァクスフォアテイブル+ryoスプーンアンドフォーク」展
ふたつの新しいプロジェクトを展開します。
ひとつめは、井山三希子と猿山修による2003年発表の食器シリーズ。此の度、濱中史朗主宰の山口萩大屋窯製造となり新しく生まれ変わりました。
加えて、新潟燕のカトラリーメーカー田三金属製造、金沢にて金工を行なっている竹俣勇壱監修、仕上げ、猿山修デザインによるカトラリーシリーズ。第一弾として、スプーンアンドフォークをサラダサイズのみで開始します。
http://openers.jp/interior_exterior/saruyama_osamu/saruyama20111008.html?rp=cgytop
皆様の御来場を心よりお待ちしております。
2011年10月8日(土)より 16日(日)
13時より18時 会期中無休
於「さる山」
東京都港区元麻布3-12-46和光マンション101
電話03-3401-5935
https://guillemets.net/
“ceramic works for table + ryo spoons and forks”
exhibition/ ceramic and metal works
Oct. 8/ Sat. – 16/ Sun. 2011
http://openers.jp/interior_exterior/saruyama_osamu/saruyama20111008.html?rp=cgytop
open 1- 6 pm
Please come see them.
at “SARUYAMA”
open 1-6 pm
3-12-46-101 motoazabu minato tokyo/ 1060046 japan
phone + facsimile 81(0)3-3401-5935
https://guillemets.net/
タグ: 竹俣勇壱
良薬口に苦し
煙草展というと、苦い顔をされることがある。
禁煙全盛の世の中だから仕方ない。
私自身、煙草をテーマに展覧会を企画しているが、特に喫煙推進というわけではないし、煙草も吸わない。
ただ、世の中がひとつの答えに染まってしまうことには何か嫌な感じがする。
古くは薬としても用いられていた煙草が、今は百害あって一利なしと言われるようになり、本当にそうなのかどうか、議論の余地はほとんどないように見える。
灰色のものは排除して世の中が無菌状態になれば、皆幸せになれるのだろうか。
しかし、副題を -余計なもの、あるいは必需品- としたのは、煙草の賛否がこの展覧会のテーマではないからである。
そのことは個人がそれぞれ考えて選択すればよいと思う。
そこでなぜ煙草なのか。
煙草道具によく見られる無駄なこだわりや美意識のようなものに、どうも惹かれるようである。
機能に限定されない魅力。広い意味で装飾的なもの。
そしてその二面性。
毒、あるいは薬 というのは、あらゆる美しいもの、魅力的なものが内包する要素ではないだろうか。
毒のないものは薬にもならない。
そもそもこの展覧会を企画したのは、煙草に代表される余計なものとされがちなものが、想像以上に大事なのではないかと思ったからである。
必要最低限だけで生きるのは、どうやら難しそうだとつくづく思う。
ここでいう必要最低限とは、文字通り最低限命をつなぐためのものという意味においてである。
違う言い方をすれば、なくても生きていけるものの必要性に思い至ったということである。
これから先、何度もそう再認識すると思う。
例えば、指輪はどうだろう。
ただの装飾品とも言えるし、それがお守りのような存在になり、肌身離さず身に着けるということもある。
ものがあるひとにとってはただのものではなくなる。
案外そういうものに助けられて生きている。
ご出品頂く方々には、煙草の持つ二面性というところに重点を置き、煙草道具としても使え、また同時に煙草のない日常生活にも使えるようなもの、もしくは煙草道具でなくても、もの自体が用途や意味において二面性を持っているものを制作、出品頂く予定である。
今回出品されるものそれぞれが、だれかにとっての必需品になったら嬉しいと思う。
- Gallery Yamamoto 山本 千夏
「 煙草 」 展 -余計なもの、あるいは必需品-
濱中史朗 竹俣勇壱 金森正起 omoto 猿山修
・Gallery Yamamoto
2011.9.10(土)-19(月・祝) 11:00-17:00 会期中無休
・さる山
2011.9.23(金・祝)-25(日) 13:00-18:00 会期中無休
*内容は会場により異なる場合がありますので、ご了承下さい。
「風呂上りの一杯をどれだけおいしく飲めるか」展 第三部 飲む編 exhibition “ for a cup of drink ” vol. 3
先週末からこの展覧会最後の第三部Gallery Ymamoto編が始まりました。
Gallery Yamamoto 企画制作「風呂上りの一杯をどれだけおいしく飲めるか」展
第三部 飲む編
いよいよここまでやってきた。
お酒もお水もお茶だって、今日は格別。至福のとき。
・ 内田鋼一/器等
・ 辻野剛/飲み物のための器
・ 辻野剛×猿山修/ワイングラス
・ マティアス・カイザー/酒器、蕎麦猪口、ポット
・ 東屋/箸・箸置・小皿等
・ 渡辺遼/箱膳等
・ 田中茂樹/盛り器、花籠等
「Gallery Yamamoto」
2011年7月16日(土)より31(日)
11:00- 17:00 会期中無休
栃木県下都賀郡野木町南赤塚786-2
0280-56-2444
http://gyamamoto.exblog.jp/
「さる山」
2011年8月5日(金)より7(日)
13:00- 18:00 会期中無休
東京都港区元麻布3-12-46-和光マンション101
03-3401-5935
https://guillemets.net/
「風呂上りの一杯をどれだけおいしく飲めるか」展、というと皆くすっと笑ってくれる。嬉しい !
この長いタイトルを聞いて、何か想像や連想がはじまったのなら、もっと嬉しい。
ものを選ぶとき、物語があると楽しいと思う。それぞれのものひとつひとつに、素材や技術、作り手の思い等さまざまな物語があるけれど、それらをどんな場面でどんな風に使うかで、また新たな物語が紡ぎ出せると思う。使い手である私たちは作り手とは違った方法でものに関わることが出来る。ささやかな日常の繰り返しの中で、物語への入り口はいつも開かれるのを待っている。
ようやく春がやって来て、夏に向かうこれからの数か月。楽しい結末を思い描いて、物語ははじまる。あつくなって、お風呂に入って、おいしい一杯を。
是非お出かけ下さい。 山本千夏/Gallery Yamamoto
Gallery Yamamoto の後、さる山へ巡回します。
展示内容は会場によって異なる場合があります。
ナイフ展 Gallery Yamamoto "KNIVES"
こちらの展覧会に新作のバターナイフを出品しております。金工永井理明さんと組んだ最初の仕事となりました。素っ気ない小振りのものですが、よくしなる薄い刃がバターを優しくパンに移します。きれいな石で出来たヤジリと云われる石器時代のナイフも出品されています。ご高覧頂けたら幸いです。
Gallery Yamamoto ナイフ展
2010年2月15日(月)より28日(日)
11am- 5pm 会期中無休
根源的で強くて弱くて繊細で
道具の始まりは人の手の続き
人はナイフと同時に
自由と不自由を手に入れました。
古代から中世、現代に至るまで、
森へ行くにも机の上や台所、食卓でも、
人とナイフ…切っても切れない関係です。
包丁、バターナイフ、カトラリーや肥後の守、
菓子切りややじりまで、
幅広い意味でのナイフを中心に。
出品/鈴木康人+智子、永尾駒製作所、kanahen、竹俣勇壱、猿山修+永井理明、古いもの
Gallery Yamamoto
下都賀郡野木町南赤塚786-2
0280 56 2444