「猿山修の仕事」@RICORDO(大阪)

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昨年大阪淀屋橋にオ—プンした fresco 主宰の辻野剛さんの店、RICORDO(リカルド)にて展覧会を行います。

この数年辻野さんと企んで来た念願のグラスが、株式会社東屋のプロデュースにて本年9月に発表されました。第一弾(まだまだ続きます)とした「さる山」での6型のお披露目に続き、このグラスシリーズの製作元 ‘fresco’ の地元大阪にて「猿山修の仕事」展の核なるアイテムとして、RICORDOに並びます。

2014年11月8日(土)— 18日(火)

open 0— 7 pm 水曜日定休
猿山修在廊日 11月14日(金)
決して奇を衒う創作をせず、古くから親しまれて来た道具たちに習うことから始める。
物が飽和する現代にこそ密度の高い物作りと人の暮らしのあり方を示す。
そんなデザインをされる猿山修さんの作品を一堂にご覧いただける好機となります。
皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げます。
RICORDO
大阪市中央区伏見町3-3-3
芝川ビル 201号
06-6210-3959
http://ricordo201.com/

グラスシリーズ “BAR” お披露 fresco+猿山修+東屋

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イタリアに古くから伝わる宙吹きガラスの技法を用い、さまざまなお酒や飲みものに合わせてグラスを揃えました。
ガラスの涼しげな印象とは裏腹に、作業はガラス炉の熱気が立ち込める過酷な環境の中で行われます。溶けた柔らかいガラスは黄金色に輝き、一見おいしそうな水飴のようですが、近付いた時の熱とまぶしさが1200℃の高温であることを感じさせます。このガラスを棹に巻き付けそっと息を吹き込むと、水飴状のガラスは瞬時に透明な薄い風船のように膨張します。内側からの圧力によって生まれる、この一瞬の自然な膨らみを捕らえるのが宙吹きガラスです。膨らみつつある形をどこで捕らえるか、その判断がグラスを形作る曲線を決定します。棹を鉄板の上でテンポよく転がし、道具を使いながら膨らんだ風船をカップへと成形していきます。傍らではアシスタントがタイミングよく棹に息を吹き込みます。二人三脚の無駄のない動きはベネチアンスタイルならではの工程です。
‘BAR’シリーズの持ち手部分は、主にアヴォリオと呼ばれる糸巻き状のパーツで構成されています。このパーツは、元来ベネチアンスタイルの大きな特徴である装飾の施された持ち手と薄手のカップをつなぐ役割を果たしてきました。体積の違いによる温度差から、接続時に生じやすかった割れを、アヴォリオを介すことで防いでいます。その機能性と、イタリア中世の建築構造や装飾から影響を受けたと思われるデザイン性とが合わさった知恵の結晶です。
カップとアヴォリオが出来上がったら、最後はフットです。アヴォリオに風船状のガラスを付け、風船の口を広げながら円を描くように押し広げ、底を平らにしてフット部分が完成します。ガラスの塊を平たく押し潰すだけの方法に比べ、一層繊細な仕上がりです。ここでも一手間を惜しみません。
ガラスは冷めるにつれて段々と固まり動かなくなってしまうため、全体的に均一な薄い作りのベネチアンスタイルには、高度な技術とスピードが要求されます。特に小さなグラスはガラスが冷めやすくなるため、作り手の長年の経験に基づく素早い判断が必要です。
伝統的な形を参照しながら、使いやすさをを考慮し、カップや持ち手のサイズを工夫しました。お酒の種類に合わせ、ちょうどよい一杯分をカップの大きさに反映させています。同時に、用途は限定されていませんので、ワイングラスで水やジュースを、シャンパーニュグラスでビールを等、ご自由にお使いください。気軽にお使いいただけるよう、持ち手は安定感のある長さにしました。アヴォリオがシンプルなデザインの中に上品な華やかさを与えています。厚すぎず薄すぎない、手取りの安心感と適度な緊張感、口当たりのよさも自慢です。宙吹きガラスならではの揺らぎや自然な丸みもおいしさに味方します。
日々の食卓から、だれかと過ごす特別なひととき、静かなひとりの時間まで。グラス、飲みもの、場面の取り合わせを多様にお楽しみください。
2014年10月4日(土)より12日(日)迄
初日4日土曜日 辻野氏(fresco代表)在廊
於「さる山」
営業時間 1—6 pm 会期中無休
東京都港区元麻布3-12-46和光マンション101
電話03-3401-5935
https://guillemets.net/
http://www.facebook.com/guillemets.layout.studio.saruyama
資料デザイン/山口信博+吉田結
編集/山本千夏
活版印刷/弘陽・三木弘志
制作/東屋
〒141-0022
東京都品川区東五反田5-4-20
03-5798-7510
info@azmaya.co.jp

さる山展

富山にて下記の展覧会を行ないます。51%さる山展 guillemets layout studio+saruyama
麻布十番にて古陶磁を含むテーブルウェア等を扱うお店『さる山』
店主の猿山修氏は、グラフィック、プロダクト、空間など、ジャンルにこだわらず独自のスタイルでモノを作り出して行いくデザイナーでもあります。
陶磁、金属、ガラスなど、さまざまな作り手との共有も手掛け、作家の個展なども企画しています。
この度51%では、猿山氏がつくり手と共作してきた品物の数々を、そのつくり手のオリジナル作品とともにご紹介いたします。

会期 8月23日(土)〜9月7日(日) 10:00~18:00
会場 51%五割一分 富山県富山市磯部町3−8−6
tel 076-491-5151
出展作家 濱中史朗(陶磁器)、寒川義雄(陶器)、古橋治人(木工)、辻野剛(ガラス)、竹俣勇壱(金属)他

猿山修 寒川義雄 東屋 展 @奈良「ギャラリーショップ 月草」

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下記の展覧会を用意して頂きました。明日8日から始まります。
猿山修 寒川義雄 東屋 展
2014年3月8日(土)~2014年3月16日(日)
奈良はお水取りを迎えたら、春はもう間近です。
春を待つこの季節に手に取りたくなる器展を開催いたします。
デザイナー猿山修さんのきりっとした緊張感のあるデザイン。
寒川義雄さんの手に馴染む釉薬の肌合い。
東屋さんの洗練された美しいデザインのプロダクト。
是非お手に取ってご覧ください。
この度 初お披露目となる、
猿山修 デザイン/寒川義雄 製作の新しいシリーズが並びます。
その他、猿山さんがデザインされたプロダクト、
寒川さんの普段のうつわ、
東屋さんの洗練された美しいプロダクトが一堂に会します。
※3月8日(土)は、猿山さん、寒川さんが在廊いたします。
是非お出掛けください。
会場 「ギャラリーショップ 月草」
〒631-0012 奈良県奈良市中山町1534
営業時間 10:30~17:30 (月曜~16:00)
TEL/FAX 0742-47-4460
http://www.kuruminoki.co.jp/akishinonomori/event/2014/03/08-172355.html
・同時期に奈良で行なわれる下記のイベントにも猿山は関わります。
一、志賀直哉旧居にて花会
3月10日(月)    12時から16時
13時より お話し会
〇特別ゲスト 猿山修/寒川義雄/佃 眞吾/白土晶大
器/清水善行 寒川義雄  アンティーク/猿山 修
協力/佃 眞吾 三坂堂 白土晶大
定員 40名(予約制)
会費 3,500円(お茶代込)
会場住所 奈良市 高畑町 1237-2
二、五風舎にて花のお稽古
3月11日(火)、12日(水)    9時半から17時
定員 各 6名(予約制)
会費 12,000円(花会費含、花材費別)
会場住所 奈良市 水門町45

さる山@金沢モノトヒト

14.monotohito.dm.w「さる山」は、1月10日(金)より3月30日(日)まで、金沢にも出店致します。
「さる山」は、その名の通り猿山修が店主です。そこは、器等を扱う店であり、デザイン事務所でもあります。店主はグラフィックやプロダクトのデザイナーであり、古物商、また陶磁、金属、ガラス等さまざまな作り手との共作も手掛け、作家の個展も企画しています。時に、作曲や演奏、CD制作も行います。 ここまで読むと、一体どんな空間にどんなものがあるのかと不思議に思われるかもしれません。それなら是非モノトヒトへ行らして下さい。バラバラのパズルのピースが在るべき姿で配置された時、一枚の絵は空間となって現れるでしょう。いくつもの陰がぴたりと重なって、その全てを貫くエッセンスを感じて頂けるに違いありません。 「さる山」をぎゅっと凝縮してお待ちしています。
第一部 1月10日(金)〜2月13日(木)猿山デザインのプロダクトを中心に
第二部 2月15日(土)〜3月2(日)濱中史朗展 “alternative white”  2月15日(土)作家在店
第三部 3月4日(火)〜30日(日)猿山デザイン×作家共作シリーズを中心に
1月10日(金)15時より金沢クラフトビジネス創造機構レクチャールーム(香林坊ラモーダ8F)にて、赤木明登/塗師、熊田剛祐/株式会社東屋代表、猿山修/デザイナー・さる山店主によるレクチャーを行います。 詳細はモノトヒトウェブサイトをご覧下さい。
会場
モノトヒト 90 days shop
920-0962 石川県金沢市広坂1-2-20
電話/ファックス 076-255-0086
monotohito@seikatsu-kogei.com
www.seikatsu-kogei.com
11 am- 6 pm 月曜定休(祝日の場合は翌火曜日) *2月14日(金)は展示替えのため休み
次の90 days shop: 中村好文「好文堂 My Favorite Things」2014年4月4日(金)~6月29日(日)

猿山修展 – Osamu Saruyama- works of products/ exhibition

下記の展覧会を用意して頂きました。本日開始です。
capime.1-1.w capime.1-2.w猿山修展
2013年11月1日(金)より11日(月)迄
営業時間1- 6 pm 会期中無休
猿山修在廊日 11月2(土)と3日(日)
開催場所:
CAPIME coffee “ 龜 ”
山口県山口市大内御堀2422-1
http://blog.capime-coffee.com/
猿山さんのフィルターを通して生まれた日用品のかたち。そのモノたちが使われるであろう景色をふと想像しながら是非お手に取り、素材、機能美を感じていただけたら幸いです。我が家でも猿山さんの手がけられた日用品をよく使用しています。使う度に「丁寧に扱う」、目に見えない「小さな贅沢」を感じ、今ではもう欠かす事のできない存在となっています。
これまで猿山さんが手がけられたお仕事(デザインに携わった日用品、照明、CD等、の数々)それらを一望できる機会です。
また会期中は福岡にてビストロ mi:courier(ミクーリエ)を営んでいらっしゃいます。料理家/山田妙孝さんによるパンや瓶詰めなどの販売もございます(数量限定、無くなり次第終了)。
皆様のお越しを心からお待ちしております。是非お出掛けくださいませ。
猿山修(Osamu Saruyama)1966年生まれ。デザイナー(ギュメレイアウトスタジオ)元麻布にて、古陶磁を含むテーブルウェア等を扱う「さる山」(電話03-3401-5935)を主宰。演劇、映像及び展覧会のための作曲・演奏活動も。2001年よりシアターカンパニー“ARICA”の音楽を担当。OPENERSより参照
山田妙孝(Myoukou Yamada) 福岡在住。料理家。自宅にて予約制ビストロやグロッサリーを行う「 mi:courier(ミクーリエ)」主宰。実家が農家だったこともあり、野菜のおいしさを活かしたレシピを提案。その一環として野菜とスパイスの組み合わせの可能性を提唱している。宝島社出版「季節の絶品おうちごはん」参照

カトラリーシリーズ "ryo" の15種

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「さる山」にて明日から始まる、「15と8」展は、カトラリーシリーズ “ryo” の15種を発表する場となります。こちらに、そのラインナップはこちらです。さらに8人のつくり手により、それぞれのカトラリーに合わせて器等をご提案頂きます。

辻野剛+猿山修「泡と光のあふれる場所」@松豊(鹿児島志布志)

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photo/ bunsei matsuura
今年6月に、辻野氏と企み発表したガラスのシリーズに加え、「シャンパーニュグラス」が登場致します。
制作に株式会社東屋を迎えた第一弾となるこのグラスのお披露目は、鹿児島志布志のシャンパーニュサロン+ギャラリー「松豊」にて行ないます。
松豊は、これまで予約制にてシャンパーニュを楽しんで頂いてまいりました。この度、はじめての展覧会を開催致します。どこよりも早く、製作/辻野剛、デザイン/猿山修、制作/東屋によるシャンパーニュグラスのお披露目を筆頭に、辻野氏ご自身の作品、また、猿山がデザインを手掛けた共作のシリーズまで、ガラスの魅力を存分にご覧頂きます。実際にシャンパーニュの注がれたグラスの、そして、光を透したガラスの美しさをどうぞご堪能下さい。もちろん、とびきりのシャンパーニュもご用意しております。皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
「シャンパーニュを楽しむ食事会」
10/5(土) 18:00-20:00、10名さま限定、会費おひとり¥7,000、おふたりあたりフルボトルシャンパーニュ1本+お料理(追加のお酒代は別途お支払となります)。9/ 30まで下記電話またはメールにてご予約を賜ります。
於「松豊」
2013年10月5日(土)より20日(日)迄
営業時間 11:00-18:00(それ以外の時間は予約制) 会期中無休
初日 猿山修在廊
鹿児島県志布志市志布志町志布志3-22-1
電話090 8489 5609
ROYUCKEY@t.vodafone.ne.jp
http://matsutoyo.exblog.jp/

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薄い白大理石の様に表情豊かな白いガラスを通して、フィラメントが浮かび上がる。辻野さんの妙技。
size 200 w.  98 h.  mm     price 38,000 yen (+tax)

「風呂上りの一杯をどれだけおいしく飲めるか」展 第三部 飲む編 exhibition “ for a cup of drink ” vol. 3

先週末からこの展覧会最後の第三部Gallery Ymamoto編が始まりました。

田中茂樹/盛り器
田中茂樹/盛り器

Gallery Yamamoto 企画制作「風呂上りの一杯をどれだけおいしく飲めるか」展
第三部 飲む編
いよいよここまでやってきた。
お酒もお水もお茶だって、今日は格別。至福のとき。
・ 内田鋼一/器等
・ 辻野剛/飲み物のための器
・ 辻野剛×猿山修/ワイングラス
・ マティアス・カイザー/酒器、蕎麦猪口、ポット
・ 東屋/箸・箸置・小皿等
・ 渡辺遼/箱膳等
・ 田中茂樹/盛り器、花籠等
内田鋼一/ぐい呑み
内田鋼一/ぐい呑み

「Gallery Yamamoto」
2011年7月16日(土)より31(日)
11:00- 17:00 会期中無休
栃木県下都賀郡野木町南赤塚786-2
0280-56-2444
http://gyamamoto.exblog.jp/
「さる山」
2011年8月5日(金)より7(日)
13:00- 18:00 会期中無休
東京都港区元麻布3-12-46-和光マンション101
03-3401-5935
https://guillemets.net/
「風呂上りの一杯をどれだけおいしく飲めるか」展、というと皆くすっと笑ってくれる。嬉しい !
この長いタイトルを聞いて、何か想像や連想がはじまったのなら、もっと嬉しい。
ものを選ぶとき、物語があると楽しいと思う。それぞれのものひとつひとつに、素材や技術、作り手の思い等さまざまな物語があるけれど、それらをどんな場面でどんな風に使うかで、また新たな物語が紡ぎ出せると思う。使い手である私たちは作り手とは違った方法でものに関わることが出来る。ささやかな日常の繰り返しの中で、物語への入り口はいつも開かれるのを待っている。
ようやく春がやって来て、夏に向かうこれからの数か月。楽しい結末を思い描いて、物語ははじまる。あつくなって、お風呂に入って、おいしい一杯を。
是非お出かけ下さい。 山本千夏/Gallery Yamamoto
Gallery Yamamoto の後、さる山へ巡回します。
展示内容は会場によって異なる場合があります。

personal products

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その掛け時計には文字盤がない。丸いアルミニウムの盤にほっそりとした針。どちらも素っ気ない銀色。元に戻したのか、先に進めたのか、手を加えたというより引いたといったらよいだろうか。必要であると思っていた幾つもの要素は、実は不要であったと知らされる。振り子の音がここちよい。目に耳に時を刻む。
元は1960年代から80年代にかけてつくられた機械式柱時計であったらしい。ゼンマイ式のそれは、クオーツ式にとって代わられるまで、日本の一般家庭で当たり前に使われていた。そして今、アンティークとしての価値が認められることはほとんどない。しかしその軽妙な音を伴って動く機械の精度の高さ、美しさに、猿山修は惹かれた。その人が心動かされ、時計は再び動き始め、今度は私たちが動かされることになる。
猿山修のpersonal productsが魅力的なのは、それが文字通り‘私的なもの’であるからではないだろうか。その人が実際に人に出会い、ものに出会い、そこに何かを見て、何かをつくること。親密なやり取り。その答え。その背景にはその人の暮らしが、偏っているといっても過言ではないその人の好みが、色濃く反映されている。私的であることを徹底することは、普遍に通ずる数少ない方法のひとつであることをその人は知っている。
その時計は淡い一色に塗られた箱に入れられ、ガラスの板で覆われている。時間は過去から未来へ一定方向に流れているようであるが、この箱の中には昔と今が平気な顔で共存している。    -山本 千夏
「私的なプロダクツ」展
会期 2011年1月31日(月)より2月5日(土)
会期中無休 12時より19時(最終日は17時まで)
主催・会場「ギャルリーワッツ」
東京都港区南青山5-4-44ラポール南青山103
03-3499-2662
http://www.wa2.jp
https://guillemets.net/saruyama/events.html
協力/株式会社東屋、株式会社東青山、Gallery Yamamoto