福岡にて下記の展覧会を行ないます。
杉工場「猿山修の仕事」展
2015年10月17日(土) -25日(日)
11:00ー18:00 会期中無休
10月17日(土) 猿山修在廊
http://www.sugikouba.com/
我が家では毎日、緑茶を飲みます。
ある日、街で美しい急須に出会いました。
何気ないけど、単純で無駄のない美しさに思わず持ち帰り、それが今ではウチの1番選手に。
そのデザインが猿山さんだったと知ったのは後々の事でした。
デザイナーであり、コントラバスの奏者。
麻布十番にて「さる山」の店主という多彩な顔を持つ猿山さん。
彼のデザインするものには、男らしさの中に強い優しさがある。
もっともっと使って、知りたいなと思うのです。
今回、杉工場の家具に待望のテーブルウェアなどが並ぶことになりました。
皆さまどうぞお出かけ下さい。
「猿山修の仕事」展にあわせ、2015年10月17日(土) 14:00より、様々なイベントを行います。
会場:杉工場
・第一工場
福岡県うきは市吉井町249-1
0943-75-3108
・第二工場
福岡県うきは市吉井町富永696-1
0943-76-3284
http://www.sugikouba.com/
上記2会場にて展示いたします。
14:00~
猿山修トークイベント「モノ作りのデザイン その生まれた話」
場所:展示室
参加無料
17:00~
内田輝演奏会
ピアノ・サックス・クラヴィコード奏者。
今回の展示会にあわせ、杉工場の倉庫で録音したCDを発売いたします。
CDのデザインは猿山修さん。
録音場所と同じ古い倉庫で演奏会を行います。
場所:倉庫奥
料金:1500円
19:00
交流会「お酒と器」
猿山修×濱中史朗×大嶺酒造
夜は陶芸家 濱中史朗さん、山口県美祢市 大嶺酒造さんをゲストに向かえ、
ざっくばらんな交流会をします。
日本酒に合うおつまみ付き。
料金:2000円(1ドリンク付き)
第一工場2階 喫茶 夏子
11:00ー17:00
店主、夏子さんセレクトのクラッシックレコード 、珈琲豆は美美さんのBブレンド。
杉工場の二階にて期間限定で営業いたします。
タグ: 東屋
岡山で開催中の「さる山」
8月23日まで続きます。お近くにいらした際には、是非お立寄りください。
会場:CAFÉ DU GRACE 921 GALLERY
709-0816
岡山県赤磐市下市92-1
086-955-4548
http://www1.odn.ne.jp/~cao34500/921gallery.html
会期:2015年8月1日—8月23日
時間:11:00—18:00
最終日のみ16:00まで
休日:水曜日
69 craft streetに参加します。
会期
2015年5月29日(金)から31日(日)11:00—18:00
最終日のみ17:00まで
今年も「さる山」は、長野県松本市で開催される六九クラフトストリートに出店します。
お近くにお越しの際には是非、お立ちよりください。
六九クラフトストリートは、松本の六九通りの街並に三日間だけ各地のギャラリーが出張参加する企画です。日本では利休もそうですし、柳宗悦もそうでしたが、「作る手」だけではなく「強い眼」の存在が工芸の発展に大きな役割を果たしてきました。そこでクラフトフェアが作家中心であることから、それとは別にギャラリーという選者の眼を通した工芸が並ぶ場をもちたいと思いました。五月の心地いい風の中、あがたの森へ行ったり、六九通りを歩いたり、工芸散歩を楽しんでいただけたらと思います。
※案内状より抜粋
参加ギャラリー
さる山
新潮社『工芸青花』
ミナペルホネン松本
10cm
ギャラリーやまほん
飲食店
モンカヴァ(ガレット)
ゾンネブルーメ(ドイツビール&欧風料理)
ティールームコイデ(喫茶)
10cm青空カフェ(オカズデザイン、atelier tarin、Doragon coffee店)
Web Magazine OPENERS
大阪にて開催中の展覧会について、Web Magazine OPENERSに記事がアップされています。
ここにも高木康行氏による一葉の写真を! 宙吹きの成形による手取の軽さ、手の痕跡の魅力を感じて頂けたら幸いです。
http://openers.jp/interior_exterior/saruyama_osamu/news_saruyama_49664.html?top
「猿山修の仕事」@RICORDO(大阪)
昨年大阪淀屋橋にオ—プンした fresco 主宰の辻野剛さんの店、RICORDO(リカルド)にて展覧会を行います。
この数年辻野さんと企んで来た念願のグラスが、株式会社東屋のプロデュースにて本年9月に発表されました。第一弾(まだまだ続きます)とした「さる山」での6型のお披露目に続き、このグラスシリーズの製作元 ‘fresco’ の地元大阪にて「猿山修の仕事」展の核なるアイテムとして、RICORDOに並びます。
2014年11月8日(土)— 18日(火)
open 0— 7 pm 水曜日定休
猿山修在廊日 11月14日(金)
決して奇を衒う創作をせず、古くから親しまれて来た道具たちに習うことから始める。
物が飽和する現代にこそ密度の高い物作りと人の暮らしのあり方を示す。
そんなデザインをされる猿山修さんの作品を一堂にご覧いただける好機となります。
皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げます。
RICORDO
大阪市中央区伏見町3-3-3
芝川ビル 201号
06-6210-3959
http://ricordo201.com/
グラスシリーズ “BAR” お披露 fresco+猿山修+東屋
イタリアに古くから伝わる宙吹きガラスの技法を用い、さまざまなお酒や飲みものに合わせてグラスを揃えました。
ガラスの涼しげな印象とは裏腹に、作業はガラス炉の熱気が立ち込める過酷な環境の中で行われます。溶けた柔らかいガラスは黄金色に輝き、一見おいしそうな水飴のようですが、近付いた時の熱とまぶしさが1200℃の高温であることを感じさせます。このガラスを棹に巻き付けそっと息を吹き込むと、水飴状のガラスは瞬時に透明な薄い風船のように膨張します。内側からの圧力によって生まれる、この一瞬の自然な膨らみを捕らえるのが宙吹きガラスです。膨らみつつある形をどこで捕らえるか、その判断がグラスを形作る曲線を決定します。棹を鉄板の上でテンポよく転がし、道具を使いながら膨らんだ風船をカップへと成形していきます。傍らではアシスタントがタイミングよく棹に息を吹き込みます。二人三脚の無駄のない動きはベネチアンスタイルならではの工程です。
‘BAR’シリーズの持ち手部分は、主にアヴォリオと呼ばれる糸巻き状のパーツで構成されています。このパーツは、元来ベネチアンスタイルの大きな特徴である装飾の施された持ち手と薄手のカップをつなぐ役割を果たしてきました。体積の違いによる温度差から、接続時に生じやすかった割れを、アヴォリオを介すことで防いでいます。その機能性と、イタリア中世の建築構造や装飾から影響を受けたと思われるデザイン性とが合わさった知恵の結晶です。
カップとアヴォリオが出来上がったら、最後はフットです。アヴォリオに風船状のガラスを付け、風船の口を広げながら円を描くように押し広げ、底を平らにしてフット部分が完成します。ガラスの塊を平たく押し潰すだけの方法に比べ、一層繊細な仕上がりです。ここでも一手間を惜しみません。
ガラスは冷めるにつれて段々と固まり動かなくなってしまうため、全体的に均一な薄い作りのベネチアンスタイルには、高度な技術とスピードが要求されます。特に小さなグラスはガラスが冷めやすくなるため、作り手の長年の経験に基づく素早い判断が必要です。
伝統的な形を参照しながら、使いやすさをを考慮し、カップや持ち手のサイズを工夫しました。お酒の種類に合わせ、ちょうどよい一杯分をカップの大きさに反映させています。同時に、用途は限定されていませんので、ワイングラスで水やジュースを、シャンパーニュグラスでビールを等、ご自由にお使いください。気軽にお使いいただけるよう、持ち手は安定感のある長さにしました。アヴォリオがシンプルなデザインの中に上品な華やかさを与えています。厚すぎず薄すぎない、手取りの安心感と適度な緊張感、口当たりのよさも自慢です。宙吹きガラスならではの揺らぎや自然な丸みもおいしさに味方します。
日々の食卓から、だれかと過ごす特別なひととき、静かなひとりの時間まで。グラス、飲みもの、場面の取り合わせを多様にお楽しみください。
2014年10月4日(土)より12日(日)迄
初日4日土曜日 辻野氏(fresco代表)在廊
於「さる山」
営業時間 1—6 pm 会期中無休
東京都港区元麻布3-12-46和光マンション101
電話03-3401-5935
https://guillemets.net/
http://www.facebook.com/guillemets.layout.studio.saruyama
資料デザイン/山口信博+吉田結
編集/山本千夏
活版印刷/弘陽・三木弘志
制作/東屋
〒141-0022
東京都品川区東五反田5-4-20
03-5798-7510
info@azmaya.co.jp
改めて古い道具 ひとつめ
「さる山」は道具屋です、やはり古い道具はネタになりますね。こちらでもその辺りについて少々書いていこうと思い、このタイトル。
永らく共にものづくりをしているK氏と、
「これいいよね」
というものに、明治から昭和にかけて多くつくられていた京都の踏台があります。
建築材料の安価な材を用いて大工が施主への贈物としてつくったのでしょうか。丸太から板を製材する時、樹皮に近い部分は捨てられてしまうことも多々あるようですが、辺材耳付きと云われるその部分を利用して上手い具合に座板と脚がつくられています。四方転びという技法(厳密に云うと違うのですが)に基づいて取付けられている、文字通り四方に広がっている脚が開きすぎないよう、薄板(これも余り物の材料でしょう)の貫も入っていて、見事に材料費を只同然のもので集めていながら好い顔をしたものに仕上がっています。天板も脚も耳の部分が丁度面取りされた様になって、すっきりと見え、強度も充分得られる様に配置されています。欧風のテーブルとあわせると少々低めですが、腰掛けにも使用出来る優れものです。貫ホゾ仕上げをしているので、グラグラして来たら接合部分にくさびを打ち込み、しっかりと直せるのです。家具用の材料でなくとも永く使えるように、よく考えられた良品です。最近手に入れることは難しくなりましたが、店に古道具を並べるようになって一体いくつ集めたことか。
K氏とは、踏台も制作していますので、この京都発の名品もあわせて「さる山」でもご紹介していけたらと思っています。
猿山修
さる山@金沢モノトヒト 第一部
先にお知らせした、三ヶ月間のみの「さる山」金沢店は、現在第一部「猿山デザインのプロダクトを中心に」と題し、上記DM図面の後手急須も含む「東屋」との仕事を紹介しています。加えて多くはありませんが、「さる山」らしい古物も随時送り込んでいますので、金沢にお出での際には、是非お立寄り下さい。麻布の方も通常営業中です。
第一部 1月10日(金)〜2月13日(木)猿山デザインのプロダクトを中心に
第二部 2月15日(土)〜3月2(日)濱中史朗展 “alternative white”
2月15日(土)作家在店
第三部 3月4日(火)〜30日(日)猿山デザイン×作家共作シリーズを中心に
会場
モノトヒト 90 days shop
920-0962 石川県金沢市広坂1-2-20
電話/ファックス 076-255-0086
monotohito@seikatsu-kogei.com
www.seikatsu-kogei.com
11 am- 6 pm 月曜定休(祝日の場合は翌火曜日) *2月14日(金)は展示替えのため休み