東屋展@Gallery Yamamoto

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「和洋の朝食」というテーマのもと、東屋の食にかかわる仕事に注目した展覧会が、下野の地、栃木野木のGallery Yammotoにて始まります。猿山も一部製品のデザインを担当しております。どうぞお出掛け下さい。
 

「富貴堂の銅」展 @Gallery Yamamoto


本日より、新潟燕市にて銅製品を製作されている「富貴堂」さんの展示(於Gallery Yamamoto)が始まりました。来週の火曜日18日には、銀座にある日本料理店「潤菜どうしん」さんと「富貴堂」さんのお話し会があるそうです。ご興味ある方は、是非Gallery Yamamotoまでお問い合わせ下さい。
http://gyamamoto.exblog.jp/

バッハ 無伴奏チェロ組曲

Franz Amannさんは、1938年バイエルン生まれの今年75歳。CD等の録音物を除くと、昨年ピアノ伴奏付きのリサイタルで初めて彼の演奏を聴きました。ところがその晩、制作元の山本さんとAmannさんのご厚意で、呑みの席は無伴奏組曲三番に! そんなご縁から、Amannさんの無伴奏全曲録音を二枚組のギュメCDにて発売となりました。近年ドイツ各地にて彼が演奏した記録です。ご興味ある方は、ギュメレイアウトスタジオまでお問い合せ下さい。お聴き頂けたら幸いです。ドイツ人によるバッハ無伴奏の録音は、今に到るまでほとんど無かったようです。不思議ですね。今年の10月31日には、東京でもオペラシティーの近江楽堂にて無伴奏組曲の演奏会を予定しております。

下記のURLにて収録曲のSuite Nr3 Sarabandeがお聴ききになれます。

http://twitsound.jp/musics/tsWMjfrwM

guillemets 204
"6 suiten" Johann Sebastian Bach
Franz AMANN/ violoncello
disc 1
suite no. 1 G - dur BWV 1007
suite no. 3 C - dur BWV 1009
suite no. 5 c - moll BWV 1011
disc 2
suite no. 2 d - moll BWV 1008
suite no. 4 Es - dur BWV 1010
suite no. 6 D - dur BWV 1012
recorded on 2008- 2010
cover designed by osamu saruyama.
produced by gallery yamamoto & guillemets layout studio
price 1,890 yen

共犯関係

少しの残された場所のあるもの。使い手の関わる余地のあるものが好きである。例えば、料理を盛ると一層うつくしく見えるうつわ。料理も何だか違って見える。他のものと組み合わされて、あらたな魅力を発揮するようなもの。
使い手とともに変化し、少しずつ誰かが作ったものから、私のもの、私たちのもの、になっていく。大事にすれば、永く生活をともにできるものがもつ安心感は、ものを所有することの心地よさにつながっていく。
着物の世界に疎い私でも、自分の好きなうつわやカトラリー等を着物に置き換えるなら何があてはまるだろうと考えたとき、結城紬が一番に思い浮かんだ。もっと簡単にいえば、着てみたい着物である。
シンプルであまりごちゃごちゃしていなくて、確かな素材と技術をもって作られ、着込むほどに素材の魅力が増し、永く愛用出来そうなもの。おまけに華があるのに派手でなく、品がいい。ぴかぴかしないしっとりとした光沢感があり、触れていると気持ちがいい。何といっても、もの自体に色気がある。
ということは、これを身につければ、華があって品がよく、しっとりとした色気のある女性になれるのでは…などと下心が出てこなくもないが、さて、そんな期待なくして、買おうと思うものでしょうか。
こういう気持ちで着ていれば、いつもより少しきれいに見えるかもしれないし、そんな風にものの力を借りることはちっとも悪いことではない。
ものとの共犯関係は、罪ではないし、誰も悲しまない。
きれいなひとがひとり増え、いつものおかずがもっとおいしそうに見えたなら、誰だって嬉しいに違いない。
うつわやカトラリーを通して紬を発見し、また紬からうつわやカトラリーへと行き来する。
通底するふたつの世界の結び目が帯留めであったと思って頂けたなら、奥順さんと私の共犯関係はきっとここで成立するのである。
山本千夏/Gallery Yamamoto

結城紬との出会い− 帯留めとうつわ、カトラリーを通して −
内田鋼一 大室桃生 竹俣勇壱
熟練の手仕事が重ねられ、結城紬はうまれます。しっとりとした質感、落ち着きの中にある派手さとは別のはなやかさ、着るほどにやわらかく馴染み、ずっといっしょにと手放せなくなります。そんな結城紬に合うような帯留めを、それぞれ、内田さん−陶、大室さん−ガラス、竹俣さん−金属という三者三様の素材を使ってつくって頂きました。普段つくっていらっしゃる、うつわやカトラリーも並びます。すてきな出会いに、ふわっと気持ちが明るくなって、春の訪れにこころはずみます。あたらしい物語がつむぎだされます。どうぞお出掛けください。また、本展会場のすぐとなり、つむぎの館内の陳列館では「奥順結城紬新作発表会」(3/16-31)も開催されます。あわせてご覧ください。

2013.3.16(土)-24(日)
10:00-18:00 火曜定休
茨城県結城市大字結城12-2 つむぎの館 Gallery&Cafe壱の蔵1F
tel 0296-33-5633
www.yukitumugi.co.jp
主催/企画:奥順(株)つむぎの館、Gallery Yamamoto
http://gyamamoto.exblog.jp/

木下宝 ガラス展 @Gallery Yamamoto

栃木野木のGallery Yamamotoにて友人の木下宝さんの個展が始まります。
木下宝 ガラス展
2012年7月14日(土)ー22日(日)
宝さん在廊日7/14
11:00-17:00
会期中無休
タイトルにかえて、宝さんからことばを頂いた。
透明、そして、白という名の透明。ふたつの透明。
透明は、その扱い方しだいで、限りなく白に近づいてゆく。
不透明、だけれど、透明。
そこに魅かれる。
夏はもちろん、一年中愛用したい、宝さんのガラス。それは、ガラスの性質そのものを象徴するかのように、存在の希薄さとたしかな存在感の両方を持ちあわせる。ありふれて希有なもの。今回は、宝さんのことばにもあるように、透明と、透明から成る白、ふたつの透明をご出品頂きます。グラスなど、普段使いのうつわに加え、ガラスの持つ、儚さと強さを同時に感じさせるようなオブジェを。どうぞお出掛け下さい。 山本千夏
於 Gallery Yamamoto
栃木県下都賀郡野木町南赤塚786-2
Tel 0280-56-2444
Fax 0280-55-2002
http://gyamamoto.exblog.jp/

「なんでもない、なんでもある」 赤木明登×渡辺遼×猿山修 と「暮らしにデザインを持って帰る」展 —猿山修の器、グラス、カトラリーから照明まで—

今週末から始まる二つの展覧会をご案内致します。
ひとつ目は、
「なんでもない、なんでもある」  赤木明登×渡辺遼×猿山修
2012年5月26日(土)-6月10日(日) 11:00- 17:00 会期中無休
赤木氏、猿山氏在廊日:5/26 渡辺氏在廊日:6/3・10
 
漆なのか鉄なのか、古いものか現在のものか、自然によるか意図によるか、そうなったのかそうしたのか。
いつ、だれが、どうして、何のために。あらゆる境は曖昧に。
2010年、Gallery Yamamotoにて催された「襤褸板・とあるかけら−赤木明登×渡辺遼−」展。
その発展形として、さらに猿山修氏を迎え、オブジェであり道具であるような、それぞれのうつくしいものが提示されます。
一部、赤木明登氏のぬりものの器も出品されます。
どうぞお出掛け下さい。
 
於 Gallery Yamamoto
栃木県下都賀郡野木町南赤塚786-2
Tel 0280-56-2444
Fax 0280-55-2002
http://gyamamoto.exblog.jp/
 

ふたつ目は、

「暮らしにデザインを持って帰る」展 —猿山修の器、グラス、カトラリーから照明まで—
2012年05月25日(金)〜06月04日(月) 祝・日定休 10:00- 19:00
 
デザイナー猿山修はものを作りはしない。
作家や職人、制作会社といっしょになって、思い描いたものを形にする。
その形は機能に最小限のデザインを施したようにシンプルで、それでいて細部に効いた装飾性がたのしい。
ひとたび家に持って帰れば、すっかり生活にとけ込んで、ずっと前からそこにいたような顔をして、皆さんの家の定番となることだろう。
 
於 (有)叶多プランニング内
札幌市中央区大通西5丁目大五ビル6F
tel:011-219-3988 fax:011-219-3989
http://www.kanata.in/7451

三者のテーブルに招かれる ―白い器とスプーン&フォーク― 展


Gallery Yamamotoにて行われる展覧会のお知らせです。
 
作家とデザイナーと職人がひとつのテーブルにつく。
もうひとつ残されているのは、使い手のための椅子である。
白い器に少し小さなカトラリーを添えて。
まずは招待に応じてみようと思う。
皆さま、是非ご一緒に。
山本千夏/Gallery Yamamoto
セラミックワァクスフォアテイブル
監修/技術指導:井山三希子
デザイン:猿山修、製造:大屋窯
ryoスプーンアンドフォーク
監修/仕上げ:竹俣勇壱
デザイン:猿山修、製造:田三金属
2012年3月24日(土)-4月8日(日)
11:00- 17:00 会期中無休
3月24日 井山三希子、竹俣勇壱、猿山修在廊
 
Gallery Yamamoto
栃木県下都賀郡野木町南赤塚786-2
Tel 0280-56-2444
Fax 0280-55-2002
http://gyamamoto.exblog.jp/

「そる山」展 @Sol 京都

私がデザイナーとして関わった食器を中心とした展覧会が今月京都にて開催されます。
「そる山」展
2012年1月19日(木)- 30(月)
Open 11:30- 23:30
24日(火)休
猿山修の在廊日 1月 22日(日)
“Sol”
京都市中京区押小路通油小路東入ル二条油小路町270-1
電話075-708-8750
http://pushalley-oilalley.com
吉祥寺でFloorを始めて間もない頃、西荻窪にさる山はありました。
ストイックさと白の魅力は彼によって教えられた、といっても過言ではありません。
古い器に施された、金だけではなく、銀、錫、朱、黒と、物によって使い分けられた継ぎの美しさ。
その後、麻布十番に移ってからのオリジナルへの発展。
シンプルという枠をはみ出ない一癖。静けさを生み出すエッジ。
今回、京都で初のお披露目となります。
是非、さる山ワールドをSolにて、ご堪能下さい。
Sol 森田大剛
この展覧会に合わせて新作も発表します。皆様の御来場お待ちしております。

喜多村光史展 「螺旋のキオク」 @Gallery Yamamoto

11月13日まで開催の展覧会をご紹介致します。

「螺旋のキオク」という言葉を頂いた。自然と腑に落ちる。
轆轤の仕事の美しい、この人らしい提案である。
土のかたまりから、上に、横に、伸び、広がっていく円の連続は、月にも届きそうである。
手のキオクは形を成し、螺旋は天に。
白い月が満ちた。
粉引の正円の、日常使いの器を中心に。
料理がおいしそうに見えるのは、この人の料理の腕前の高さ故だろうか。
山本千夏(Gallery Yamamoto)
2011年11月1日 (火)より13日 (日)
11am- 5pm   会期中無休
日々の食卓にご愛用頂ける器を多数ご用意しております。
どうぞお出掛け下さい。
Gallery Yamamoto
栃木県下都賀郡野木町南赤塚786-2
Tel 0280-56-2444
Fax 0280-55-2002
http://gyamamoto.exblog.jp/

「セラミックワァクスフォアテイブル+ryoスプーンアンドフォーク」展/ ceramic works for table + ryo spoons and forks exhibition/ ceramic and metal works

「セラミックワァクスフォアテイブル+ryoスプーンアンドフォーク」展
ふたつの新しいプロジェクトを展開します。
ひとつめは、井山三希子と猿山修による2003年発表の食器シリーズ。此の度、濱中史朗主宰の山口萩大屋窯製造となり新しく生まれ変わりました。
加えて、新潟燕のカトラリーメーカー田三金属製造、金沢にて金工を行なっている竹俣勇壱監修、仕上げ、猿山修デザインによるカトラリーシリーズ。第一弾として、スプーンアンドフォークをサラダサイズのみで開始します。
http://openers.jp/interior_exterior/saruyama_osamu/saruyama20111008.html?rp=cgytop
皆様の御来場を心よりお待ちしております。
2011年10月8日(土)より 16日(日)
13時より18時    会期中無休
於「さる山」
東京都港区元麻布3-12-46和光マンション101
電話03-3401-5935
https://guillemets.net/
 
“ceramic works for table + ryo spoons and forks”
exhibition/ ceramic and metal works
Oct. 8/ Sat. – 16/ Sun. 2011
http://openers.jp/interior_exterior/saruyama_osamu/saruyama20111008.html?rp=cgytop
open 1- 6 pm
Please come see them.
at “SARUYAMA”
open 1-6 pm
3-12-46-101 motoazabu minato tokyo/ 1060046 japan
phone + facsimile 81(0)3-3401-5935
https://guillemets.net/

良薬口に苦し

煙草展というと、苦い顔をされることがある。
禁煙全盛の世の中だから仕方ない。
私自身、煙草をテーマに展覧会を企画しているが、特に喫煙推進というわけではないし、煙草も吸わない。
ただ、世の中がひとつの答えに染まってしまうことには何か嫌な感じがする。
古くは薬としても用いられていた煙草が、今は百害あって一利なしと言われるようになり、本当にそうなのかどうか、議論の余地はほとんどないように見える。
灰色のものは排除して世の中が無菌状態になれば、皆幸せになれるのだろうか。
しかし、副題を -余計なもの、あるいは必需品- としたのは、煙草の賛否がこの展覧会のテーマではないからである。
そのことは個人がそれぞれ考えて選択すればよいと思う。
そこでなぜ煙草なのか。
煙草道具によく見られる無駄なこだわりや美意識のようなものに、どうも惹かれるようである。
機能に限定されない魅力。広い意味で装飾的なもの。
そしてその二面性。
毒、あるいは薬 というのは、あらゆる美しいもの、魅力的なものが内包する要素ではないだろうか。
毒のないものは薬にもならない。
そもそもこの展覧会を企画したのは、煙草に代表される余計なものとされがちなものが、想像以上に大事なのではないかと思ったからである。
必要最低限だけで生きるのは、どうやら難しそうだとつくづく思う。
ここでいう必要最低限とは、文字通り最低限命をつなぐためのものという意味においてである。
違う言い方をすれば、なくても生きていけるものの必要性に思い至ったということである。
これから先、何度もそう再認識すると思う。
例えば、指輪はどうだろう。
ただの装飾品とも言えるし、それがお守りのような存在になり、肌身離さず身に着けるということもある。
ものがあるひとにとってはただのものではなくなる。
案外そういうものに助けられて生きている。
ご出品頂く方々には、煙草の持つ二面性というところに重点を置き、煙草道具としても使え、また同時に煙草のない日常生活にも使えるようなもの、もしくは煙草道具でなくても、もの自体が用途や意味において二面性を持っているものを制作、出品頂く予定である。
今回出品されるものそれぞれが、だれかにとっての必需品になったら嬉しいと思う。
- Gallery Yamamoto 山本 千夏
「 煙草 」 展 -余計なもの、あるいは必需品-
濱中史朗 竹俣勇壱 金森正起 omoto 猿山修
・Gallery Yamamoto
2011.9.10(土)-19(月・祝) 11:00-17:00 会期中無休
・さる山
2011.9.23(金・祝)-25(日) 13:00-18:00 会期中無休
*内容は会場により異なる場合がありますので、ご了承下さい。

「風呂上りの一杯をどれだけおいしく飲めるか」展 第三部 飲む編 exhibition “ for a cup of drink ” vol. 3

先週末からこの展覧会最後の第三部Gallery Ymamoto編が始まりました。

田中茂樹/盛り器
田中茂樹/盛り器

Gallery Yamamoto 企画制作「風呂上りの一杯をどれだけおいしく飲めるか」展
第三部 飲む編
いよいよここまでやってきた。
お酒もお水もお茶だって、今日は格別。至福のとき。
・ 内田鋼一/器等
・ 辻野剛/飲み物のための器
・ 辻野剛×猿山修/ワイングラス
・ マティアス・カイザー/酒器、蕎麦猪口、ポット
・ 東屋/箸・箸置・小皿等
・ 渡辺遼/箱膳等
・ 田中茂樹/盛り器、花籠等
内田鋼一/ぐい呑み
内田鋼一/ぐい呑み

「Gallery Yamamoto」
2011年7月16日(土)より31(日)
11:00- 17:00 会期中無休
栃木県下都賀郡野木町南赤塚786-2
0280-56-2444
http://gyamamoto.exblog.jp/
「さる山」
2011年8月5日(金)より7(日)
13:00- 18:00 会期中無休
東京都港区元麻布3-12-46-和光マンション101
03-3401-5935
https://guillemets.net/
「風呂上りの一杯をどれだけおいしく飲めるか」展、というと皆くすっと笑ってくれる。嬉しい !
この長いタイトルを聞いて、何か想像や連想がはじまったのなら、もっと嬉しい。
ものを選ぶとき、物語があると楽しいと思う。それぞれのものひとつひとつに、素材や技術、作り手の思い等さまざまな物語があるけれど、それらをどんな場面でどんな風に使うかで、また新たな物語が紡ぎ出せると思う。使い手である私たちは作り手とは違った方法でものに関わることが出来る。ささやかな日常の繰り返しの中で、物語への入り口はいつも開かれるのを待っている。
ようやく春がやって来て、夏に向かうこれからの数か月。楽しい結末を思い描いて、物語ははじまる。あつくなって、お風呂に入って、おいしい一杯を。
是非お出かけ下さい。 山本千夏/Gallery Yamamoto
Gallery Yamamoto の後、さる山へ巡回します。
展示内容は会場によって異なる場合があります。

「みずとこめに」 私感

松本 池上邸の米蔵にて、5/28.29、「みずとこめに」が無事終了した。
当初、米蔵内ではインスタレーションのみ、庭を使って珈琲等の提供をと考えていたものの、両日とも天候に恵まれず、そのほとんどを蔵内で行うこととなった。
しかしそもそも、みずもこめも雨が降らなければ私たちにもたらされることはないもので、天候に恵まれずというのは、いかにも罰当たりな言い方かもしれない。
蔵内の明かりは、扉や窓を少し開けたところから入ってくる弱い陽の光と、珈琲提供のためにひとつの電球、所々に置かれた蝋燭に限られた。
外が晴れていればそのコントラストはより大きなものになったであろうが、曇りや雨でも、外から蔵に入ってくると、目が慣れるまで意外に時間を要する。
入り口のところで戸惑う様子の方が多くいらした。
動作はゆっくりになるし、なぜか小声になる。入っていいのですか?というようなことを何度も聞かれた。中にはなぜこんなに暗くしているのかと苛立っている方もいらしたけれど、この暗さは大切な要素だった。
外から遮断された暗いところに入るのは怖いのだ。
しかし、ここにはそれ以外に人を驚かしたり怖がらせたりする要素は何もない。ただ静かに器が並べられ、みずとこめが盛られて、蝋燭が灯されているだけだ。あとは珈琲のよい香りが漂っているだけ。
器は家に持って帰れば日常にすぐに使える。みずやこめを初めて見るという人はほとんどいないだろう。もちろん、1日に1回は夜がきて、私たちは暗闇に包まれる。
そんな当たり前の集まりに、なぜ、何か異なるものを感じるのだろう。何が違うのか。
この蔵の中にあるものをバラバラにして生活に散りばめたなら、難なく馴染むだろう。
それがある形である組み合わせである空間に設えられると、何か異質なものになる。
この異なるものは設えた者でさえ、必ずどこかコントロールし切れないものであろう。
だから自然なのだ。
今日も夜はやってくる。
あらゆることが明るさの前に提出されようとしている。
しかし、闇がなければ明るさもなく、明るさばかりが増長すれば、闇もその分深くなる。
当たり前を大事にして、異質なものを忘れずに居たい。
―山本千夏(Gallery Yamamoto)

「黒をつかう 黒でつつむ 黒につつまれる」展

明日から「さる山」では、辻野剛さんの展覧会を行ないます。とても綺麗なワイン関連ガラス器が並びます。皆様是非御来場下さい。
https://guillemets.net/saruyama/events.html
そしてもうひとつ、栃木 Gallery Yamamoto でも企画展に参加します。こちらもご興味ありましたらご来場頂けたら幸いです。。
「黒をつかう 黒でつつむ 黒につつまれる」展
詳細:2010年11月20日(土)-28日(日)
11:00-17:00 会期中無休
Gallery Yamamoto
栃木県下都賀郡野木町南赤塚786-2
tel 0280-56-2444
fax 0280-56-2002
電車:JR宇都宮線野木駅東口より徒歩20分
自動車:東北自動車道久喜インターより30分
濱中史朗の器
仁平幸春×猿山修の墨染め風呂敷
猿山修×かぐれのシャツ
黒をつかう―濱中史朗
白も黒も自在に操る濱中史朗。本展では、マットで艶のある、ミニマムで装飾的な、美しく矛盾する黒の磁器のシリーズを。カップやお皿、茶碗など、日常から少しの非日常まで。
http://www7.ocn.ne.jp/~ooya/
黒でつつむ―仁平幸春
引き染めで一枚一枚丁寧に染められ、縫われた風呂敷。染色家である仁平幸春の洗練された技術の証。着物にも洋服にも、あらゆる場面に持ちたい、愛用間違いなしの一枚。
http://www.foglia.jp/ja/
黒につつまれる―猿山修/かぐれ
オーガニックコットンを使用し、細部にまでこだわったシンプルなシャツ。男女の境なく着るひとに心地良く添う。デザイナー猿山修とかぐれが出会って生まれた、永遠の定番。
http://www.kagure.jp/

『猿山修デザイン』展、『猿山修のプロダクトの仕事』- "design works by Osamu Saruyama", Osamu Saruyama "works of products"

私がデザイナーとして関わった、食器を中心とした展覧会が、三月末から下記の二つの場所にて開催されます。
a3poster
『猿山修デザイン』展
MANOS GARDEN
733-0037広島市西区西観音町11-7-2F
TEL 082-294-5660
http://www.h4.dion.ne.jp/~manos
会期 2010年3月27日 (土)- 4月3日 (土)
開廊時間 11:00- 18:00 ただし、最終日は16:00迄
猿山修の在廊日 3月27日 (土)
yamahon
『猿山修のプロダクトの仕事』
gallery yamahon
518-1325 三重県伊賀市丸柱1650
tel/fax 0595-44-1911
http://www.gallery-yamahon.com
会期 2010年3月27日 (土)- 4月18日 (日)
会期中休廊日 火曜日
開廊時間 11:00- 17:30
猿山修の在廊日 3月28日 (日)
1994年に「さる山」は西荻窪にて自分の世界観を表現する場として古道具を始める。元々、音楽、グラフィック、美術、古道具などの様々なモノに関心を持ち、カテゴリーにこだわることなく活動をし、2000年には、元麻布に移転し、猿山修の古道具の選択と独自の空間が話題を呼ぶ。僕が猿山さんと出会ったのもちょうどその頃。猿山修の仕事は多岐にわたり、グラフィックデザイナーとして独自の平面構成を作り、プロダクトデザイナーとしては大きな制作会社に図面を渡すだけということはなく、少量だが自身が作り手の技術や感性を認めた個人作家(陶芸、金属の作家等)と共同で制作していくというスタンスをとっている。
また「さる山」では年に数回個人作家の展覧会を開催し、作家の作品発表としての空間提供し、モノと空間の関係性を演出し、現代作家にも影響を与える。
また音楽活動も継続されコントラバス、ヴィオラダガンバの演奏家として、演劇・映像・舞踊音楽の担当と、あらゆる角度からの受けた感覚が猿山修の感性を磨き、器等や空間へと形として変換されていく。
本展では「猿山修の仕事ーproduct」展と題しまして、猿山修のデザインした陶磁器や木製、金属品と生活道具を中心としたプロダクトの仕事を約150点ご覧頂けます。
また古陶磁器、グラフィックの仕事も一部ですが、合わせて展示致します。どうぞご覧下さい。また今展は一部を除き、受注販売となりますのでご了承ください。
Lunchのお知らせ
本展会期中の週末の土、日曜日のみ昼食をご用意しております。ご予約も承っております。お気軽にお電話又はメールにて御予約くださいませ。また数量に限りがありますのでご了承下さい。詳細や予約状況はホームページで御覧頂けます。
3月23日(火)〜 3月26日(金)迄は展示替えのため休廊とさせて頂きます。
4月19日(火)〜 4月23日(金)迄は展示替えのため休廊とさせて頂きます。
次回の展覧会 4月24日(月)〜 5月16日(日)「望月通陽 鉄の仕事」展
皆様の御来場お待ちしております。
Information from ‘SARUYAMA’
There are some products, I designed, which I collaborated producing together directly with some craftsmen. Those are such old things I introduce at “saruyama” as if to be quietly appealing.
They have forms I feel to retain preciously. I selected freely and kept creating them “with who and how” as with the intention of making suggestion in my own space.
Here I have exhibitions in March, mainly focused on the table ware.
“design works by Osamu Saruyama”
March 27(sat)- April 3(sat), 2010
Open 11am- 6pm
at “MANOS GARDEN”
2F 11-7 Nishikannon
Nishi Hiroshima 733-0037 JAPAN
Phone 81(0) 82 294 5660
http://www.h4.dion.ne.jp/~manos
+
Osamu Saruyama “works of products”
March 27(sat)- April 18(sun), 2010
Open 11am- 5.30pm
Closed on Tuesdays
at “gallery yamahon”
1650 Marubasira Iga Mie 518-1325 Japan
Phone 81(0)595-44-1911
http://www.gallery-yamahon.com
Please come see.