平成26年7月3日(木) PM13:00–15:00
益財団法人服部植物研究所に石田紀佳/キュレーターと猿山、再び!
http://hattorilab.org/news.html
note
web magazine "openers"を更新しました。
同形、同寸のものを異素材で見ることの面白さ ピューター皿のもつ美しさの断片「うつすことから」開催@さる山
http://openers.jp/interior_exterior/saruyama_osamu/news_saruyama_46236.html?top
改めて古い道具 ひとつめ
「さる山」は道具屋です、やはり古い道具はネタになりますね。こちらでもその辺りについて少々書いていこうと思い、このタイトル。
永らく共にものづくりをしているK氏と、
「これいいよね」
というものに、明治から昭和にかけて多くつくられていた京都の踏台があります。
建築材料の安価な材を用いて大工が施主への贈物としてつくったのでしょうか。丸太から板を製材する時、樹皮に近い部分は捨てられてしまうことも多々あるようですが、辺材耳付きと云われるその部分を利用して上手い具合に座板と脚がつくられています。四方転びという技法(厳密に云うと違うのですが)に基づいて取付けられている、文字通り四方に広がっている脚が開きすぎないよう、薄板(これも余り物の材料でしょう)の貫も入っていて、見事に材料費を只同然のもので集めていながら好い顔をしたものに仕上がっています。天板も脚も耳の部分が丁度面取りされた様になって、すっきりと見え、強度も充分得られる様に配置されています。欧風のテーブルとあわせると少々低めですが、腰掛けにも使用出来る優れものです。貫ホゾ仕上げをしているので、グラグラして来たら接合部分にくさびを打ち込み、しっかりと直せるのです。家具用の材料でなくとも永く使えるように、よく考えられた良品です。最近手に入れることは難しくなりましたが、店に古道具を並べるようになって一体いくつ集めたことか。
K氏とは、踏台も制作していますので、この京都発の名品もあわせて「さる山」でもご紹介していけたらと思っています。
猿山修
書籍「大坊珈琲店」復活!
昨年末に発売し、瞬く間に売切れとなった私家版書籍「大坊珈琲店」が復刊致します。
誠文堂新光社から出る改訂版は、7月中旬の発売を予定しています! 改訂版は少々仕様が変わりますが、大方私家版を踏襲致します。さらに皆様へお伝えしたいことがあります。なんと「大坊珈琲店のマニュアル」と題する第一章が全て活版で印刷されることになりました。関連イベントも予定していますので、改めてこちらのブログでお知らせ致します!
先日、活版印刷でお世話になる印刷所へ打合せに行ってまいりました。社長、職人共に皆素敵な人々です。印刷所の風景を少々。まずは、活字の母型。
手前は、四六判半裁用印刷機。半世紀前のドイツのハイデルベルグ社製。
こちらの印刷機は、菊判全紙の印刷が可能だそうです。
活字の並ぶ姿が、まるで図書室の様な…
素晴らしい職人技。
更に続く、活字… 圧巻でした。
「くるみの木」とともに。30年の収穫祭
6月2日まで阪急うめだ本店にて行なわれている、「くるみの木」とともに。30年の収穫祭 に猿山修の一点もの金工品が出品されています。Gallery Yamamotoも出張ギャラリーとして参加しています。お近くの方は是非御来場下さい。
http://www.kuruminoki.co.jp/ichijyo/
服部植物研究所のウェブサイトが新しくなりました。
服部植物研究所という蘚苔類(コケ!)研究機関のお手伝いをさせて頂いています。友人の石田紀佳さんからお誘い頂き、2年前に終えたリノベーションにおいて空間設計とグラフィックを担当致しました。この研究所は、宮﨑日南の飫肥と云う小さな美しい城下町にあります。一日かけて古い町並みを愉しみつつ、徘徊することをお勧めします。周辺には素晴らしい渓谷、海、温泉もあるのです。
http://hattorilab.org/
さる山@松本69ストリート
4月29日より猿山修展スタートしています! @manufact jam in Tsukuba
18日まで。是非お出掛け下さい。
http://manufact-jam.com/2014/04/4月29日より猿山修展スタート/