本日からしばらくの間、10年ぶりの古道具屋に徹します。箱の他も古物のみが店頭に並びます。
「和紙張木箱」展
今回は古道具、箱の展覧会です。吉祥寺の素希商店主人、森口素希さんに協力頂き企みました。
皆様の御来場を心よりお待ちしております。
こちらにも、情報があります。
http://openers.jp/interior_exterior/saruyama_osamu/20110820.html
2011年8月20日(土)- 25日(木)
13時より18時 会期中無休
於「さる山」
note
「風呂上りの一杯をどれだけおいしく飲めるか」展 第三部 飲む編 exhibition “ for a cup of drink ” vol. 3
先週末からこの展覧会最後の第三部Gallery Ymamoto編が始まりました。
Gallery Yamamoto 企画制作「風呂上りの一杯をどれだけおいしく飲めるか」展
第三部 飲む編
いよいよここまでやってきた。
お酒もお水もお茶だって、今日は格別。至福のとき。
・ 内田鋼一/器等
・ 辻野剛/飲み物のための器
・ 辻野剛×猿山修/ワイングラス
・ マティアス・カイザー/酒器、蕎麦猪口、ポット
・ 東屋/箸・箸置・小皿等
・ 渡辺遼/箱膳等
・ 田中茂樹/盛り器、花籠等
「Gallery Yamamoto」
2011年7月16日(土)より31(日)
11:00- 17:00 会期中無休
栃木県下都賀郡野木町南赤塚786-2
0280-56-2444
http://gyamamoto.exblog.jp/
「さる山」
2011年8月5日(金)より7(日)
13:00- 18:00 会期中無休
東京都港区元麻布3-12-46-和光マンション101
03-3401-5935
https://guillemets.net/
「風呂上りの一杯をどれだけおいしく飲めるか」展、というと皆くすっと笑ってくれる。嬉しい !
この長いタイトルを聞いて、何か想像や連想がはじまったのなら、もっと嬉しい。
ものを選ぶとき、物語があると楽しいと思う。それぞれのものひとつひとつに、素材や技術、作り手の思い等さまざまな物語があるけれど、それらをどんな場面でどんな風に使うかで、また新たな物語が紡ぎ出せると思う。使い手である私たちは作り手とは違った方法でものに関わることが出来る。ささやかな日常の繰り返しの中で、物語への入り口はいつも開かれるのを待っている。
ようやく春がやって来て、夏に向かうこれからの数か月。楽しい結末を思い描いて、物語ははじまる。あつくなって、お風呂に入って、おいしい一杯を。
是非お出かけ下さい。 山本千夏/Gallery Yamamoto
Gallery Yamamoto の後、さる山へ巡回します。
展示内容は会場によって異なる場合があります。
明日からの第18回 東京国際ブックフェア
http://www.bookfair.jp/
出店される(株)インターフェイスさんの空間構成をさせて頂きました。家具は全てTime & Styleさんにお世話になっています。
梅を漬ける、梅を干す
下記の展示に何気なく猿山も参加しております。お時間ありましたら覗いて下さい。
http://www.higashiaoyama.jp/event/
「みずとこめに」 私感
松本 池上邸の米蔵にて、5/28.29、「みずとこめに」が無事終了した。
当初、米蔵内ではインスタレーションのみ、庭を使って珈琲等の提供をと考えていたものの、両日とも天候に恵まれず、そのほとんどを蔵内で行うこととなった。
しかしそもそも、みずもこめも雨が降らなければ私たちにもたらされることはないもので、天候に恵まれずというのは、いかにも罰当たりな言い方かもしれない。
蔵内の明かりは、扉や窓を少し開けたところから入ってくる弱い陽の光と、珈琲提供のためにひとつの電球、所々に置かれた蝋燭に限られた。
外が晴れていればそのコントラストはより大きなものになったであろうが、曇りや雨でも、外から蔵に入ってくると、目が慣れるまで意外に時間を要する。
入り口のところで戸惑う様子の方が多くいらした。
動作はゆっくりになるし、なぜか小声になる。入っていいのですか?というようなことを何度も聞かれた。中にはなぜこんなに暗くしているのかと苛立っている方もいらしたけれど、この暗さは大切な要素だった。
外から遮断された暗いところに入るのは怖いのだ。
しかし、ここにはそれ以外に人を驚かしたり怖がらせたりする要素は何もない。ただ静かに器が並べられ、みずとこめが盛られて、蝋燭が灯されているだけだ。あとは珈琲のよい香りが漂っているだけ。
器は家に持って帰れば日常にすぐに使える。みずやこめを初めて見るという人はほとんどいないだろう。もちろん、1日に1回は夜がきて、私たちは暗闇に包まれる。
そんな当たり前の集まりに、なぜ、何か異なるものを感じるのだろう。何が違うのか。
この蔵の中にあるものをバラバラにして生活に散りばめたなら、難なく馴染むだろう。
それがある形である組み合わせである空間に設えられると、何か異質なものになる。
この異なるものは設えた者でさえ、必ずどこかコントロールし切れないものであろう。
だから自然なのだ。
今日も夜はやってくる。
あらゆることが明るさの前に提出されようとしている。
しかし、闇がなければ明るさもなく、明るさばかりが増長すれば、闇もその分深くなる。
当たり前を大事にして、異質なものを忘れずに居たい。
―山本千夏(Gallery Yamamoto)
工芸の五月 2011年 「みずとこめに」
下記の web magazine “honeyee.com” に紹介して頂きました。
http://www.honeyee.com/news/event/2011/003178/
食卓四景展 最終会場
「食卓四景」は最終会場に
サケショップ福光屋玉川店にて「食卓四景」の最終展覧会が行われます。私、麻布十番の古道具屋「 さる山 」の店主・猿山修と、陶芸家・井山三希子の選ぶ毎日の食卓で使う器たち。古い時代のものと現代作家のものをとり合わせ、朝食、昼食、夕食、晩酌、四つの食卓シーンをつくり出します。
この企画は昨年の5月から全国八ヶ所を巡回してきました。晩酌のシーンでは福光屋さんの日本酒との組み合わせも提案させて頂き、他の会場とはまた異なる風景となりそうです。期間中私達お薦めのお取り寄せアイテムも販売し、カウンターでは下記の限定メニューもお愉しみ頂けます。
・猿山お薦めの酒肴セット
・井山お薦めのアボガドとりんごのオープンサンド
「 食卓四景 」 猿山修×井山三希子
◆ 日時:2011年4月28日(木)~5月8日(日) 10:00~21:00
◆ 場所:サケショップ福光屋・玉川店 03-5717-3305
◆ 作家在店日 猿山 28日 井山 28日、29日、30日